元東京地検特捜部副部長で元衆院議員の若狭勝弁護士が22日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。東京・赤坂の個室サウナ火災で30代の夫婦が死亡した件で、法律上の盲点についても解説した。
番組では、非常用ボタンの設置義務として、公衆浴場法では厚生省が「見やすい場所への設置を推奨」、旅館業法では記載がないとした。今回の事故では、死亡した夫婦がサウナ室の非常用ボタンのプラスチック製カバーを壊して鳴らそうとした。ボタンは作動せず、電源が切れていた。
捜査関係者は業務上過失致死を視野に入れて、慎重に捜査を進めるとしている。
若狭弁護士は店側の責任として、「法律に規定があって、それを守っていなかったとなると過失はとらえやすい。法律上、義務がないといっても過失を問うことは可能だし、今回の場合は非常用ボタンの電源を入れていなかったということが一番、過失としてとらえやすいポイントだと思う」と持論を展開。
「例えて言うと、自動車運転で運転中に歩行者が車の前を横断している。きちんとブレーキをかければ避けられたにもかかわらずボーッとしていてそのまま当たって死なせてしまったという類いの過失の捉え方ができるのではないか」と解説していた。
昨今のサウナブーム、今後の課題についても言及。「法律や条例の間隙(かんげき)というか、整備が十分されていないところはあると思うんです。ただ、今後の話としては、今回の事件を受けて条例の整備とかがされていくべきだと思います」と語った。