若狭勝弁護士「壁がある」30代夫妻死亡の赤坂サウナ火災、業過致死での立証にハードルも

若狭勝弁護士

元東京地検特捜部副部長で元衆院議員の若狭勝弁護士が22日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。東京・赤坂の個室サウナ火災で30代の夫婦が死亡したことについて、捜査側が業務上過失致死容疑も視野に入れていることに関して、捜査のハードルを指摘した。若狭弁護士によると、「現場が密室」「防犯カメラがない」「目撃者がいない」という3点があるという。

この事故では、サウナストーンに何らかの形で触れたタオルに火がついたのが、火事の原因とされている。異常を知らせる非常用ベルが作動せず、電源が切られたまま。ドアノブも壊れていたことが、痛ましい結果につながった。

司法的な観点から「過失は最終的には成立する可能性が高いとは思うんですが」と若狭弁護士は前置きし、「どうしてこういう形になったかという経緯、プロセス、特にタオルに火がついたのが今、何らかの理由ってなっているんですが、どうしてタオルに火がついたか、こういう形で2人がやけどなどを負うようになったかが、今のところ分からない」と話した。

捜査の要点として、「そのへんをキチンと解明しないと、最終的には業務上過失致死で責任追及するに当たっても、経緯をきちんと捜査しなければいけない。今回の場合、壁がある。そこをクリアするためには2,相当慎重に、かつ、いろんな観点から捜査をする必要がある。結論が出るまでに時間がかかる案件かなと思います」と展望していた。