湯川れい子さん「最後まで戦争には反対」軍人だった父や兄の思い出「口惜しくて悲しくて…」

湯川れい子氏(2024年11月撮影)

音楽評論家で作詞家の湯川れい子さん(89)が22日までにX(旧ツイッター)を更新。戦争に反対した軍人だった父や、兄の思い出をつづった。

戦前生まれの湯川さんはSNSでも戦争反対を訴え続けている。大学時代に新聞や雑誌に漫画を投稿していたという18歳上の兄の思い出について書き出し、「でも大学を出ると同時に赤紙、召集令状が来て陸軍へ。やがて敗戦の年の8月。フィリピンの戦場で『その村を死守せよ』と言う命令が下って、最後の1人となるまで小さな村落に籠って戦って、上陸して来たアメリカ軍に包囲され、背中を撃たれて戦死。終戦直前の8月4日が命日でした」とつづった。

「バカみたいな本当の話で、80年経った今でも、こうやって思い出すだけで口惜しくて悲しくてもったいなくて、涙が出て来ます。優しい優しい、大好きな兄でした」と亡き兄をしのび、「生きて帰って、漫画家として大成して欲しかった」と思いをつづった。

また、続く投稿では「父は海軍の大佐で軍の上層部にいましたが、山本五十六さんなどと最後まで戦争には反対。それでも国の作戦本部で徹夜が続き、風邪から肺炎になってわずか4日で他界しました」と亡き父についても記し、「メディアから一般の国民に至るまで火の玉のようになって、国ごと玉砕覚悟で戦争に突き進んで行く怖さ、恐ろしさも体験しています」と、あらためて反戦への思いをつづった。