古舘伊知郎“オフレコ報道”巡り持論「“アッパレ”と思ってますね」ただ“もう1つの可能性”も

古舘伊知郎(2025年6月撮影)

フリーアナウンサー古舘伊知郎(70)が24日までに自身のYouTubeチャンネル「古舘伊知郎チャンネル」を更新。高市政権の官邸幹部がオフレコを前提とした場で日本は「核を持つべき」という趣旨の発言をしたと複数のメディアで報じられた件について、私見を述べた。

この幹部は18日、官邸でオフレコを前提として非公式取材で「私は核を持つべきだと思っている」などと述べ、日本の核兵器保有が必要だとの認識を示したことが複数のメディアで伝えられた。ただこの幹部は、核保有は現実的ではないとの見方にも言及したという。この件が報じられたことについて、複数の政治家もSNSなどで意見を表明するなど、さまざまな論議を呼んでいる。

22日に更新された「古舘伊知郎チャンネル」では冒頭からこの話題を取り上げ、スタッフから「オフレコを前提にしゃべったことを記事にしたメディアも問題じゃないか」という声が一部政治家らからも出ていることについてどう思うか聞かれた古舘は「私も『報道ステーション』12年やってましたから能書きを垂れさせていただきますけど、私は“よくやった”と思ってますね」と両手を叩いて拍手するポーズをとった。

そして「俺は(オフレコを記事にしたことは)“アッパレ”で、河野太郎さんや玉木(雄一郎)さん(の意見)と正反対です。俺は“アッパレだ”っていうのは、“ものすごく重要なことだな”と思ったら出すんですよ。メディアの宿命、ジャーナリストな宿命で。メディアの宿命で、どんなにオフレコだっていう前提でも“こんなこと言ったな”とか、“これは国民にとって重要だからもう政治家との固い約束を掟破りしてでも裏切ってでもやらなきゃ”と。ただ“バラしてやろう“っていうのは駄目だけど、”不埒(ふらち)“じゃなくて、”国民にとって重要な議論を勃発させる機会だ“と思って俺は出したと思ってますから、今回は。そういう意味では”出してアッパレ“と思って。”記者懇なのにオフレコなのに出すな、掟破りをしやがって“って怒るのは間違いだと思ってますよ」と持論を展開した。

さらに今回の報道をめぐり、“もう1つの可能性”も推察。「そしてもう1つ言えることは、これは“うがちすぎ”と言われる…裏とってないから、っていうエクスキューズはがつきますけど、もう1つ言えることは何かっていったら、(官邸幹部側が)“わざと(この話を)出してる”可能性がある。あえて出させたんだよ、官邸が。少なくとも“観測気球”ってやつがあって今、存立危機時代、台湾海峡危機…いろんな段階ありますけども、あの高市発言以降中国ともめ、今外交政治が揺れてますよね。でも高市さんの支持率は68%で高止まり。とにかくああいう問題があって、さてどうだろう…前から核シェアリング、核を分け合うアメリカと、と。でも核の傘の下、アメリカの核の下に守られてるんだからどうしようと。そして核武装というのが言われるタイミング、憲法を改正しなきゃいけないタイミングもあって、自民党の党是ですから、だからそういう意味では憲法改正論者が多いですから、一連の流れの中で“今このタイミングだ”と思った時に、核シェアリングはおろか“核武装、これはどうか”っていうのをメディアに書かせて、あえて政府高官が言って書かせてそれで物議を今かもしてるっていう”観測気球の狙い“だった可能性もあります。そしたら”メディア、アッパレ“っていう僕の意見はその時変更せざるをえなくなるだけ。この2つに1つだと僕は思ってますね。だからそういういろんな思惑があるってことですよ。どっちなのかわかりませんけど」と続けた。