<第76回NHK紅白歌合戦リハーサル>◇29日◇NHKホール
38度目の出場となる郷ひろみ(70)が会見冒頭、「ご報告があります」と切り出して「25年の紅白歌合戦で一区切りを僕自身付けたいと思っています」と紅白卒業を宣言した。
淡々とながら、郷らしく明るく努めて「紅白は特別なステージ。挑戦もあった。多くの機会をいただいて成長できる場だった。僕自身が感じたように、これからは若い人が同じような気持ちで挑戦してほしい。(後輩たちを)いつも応援していきたい。それが、僕にできることかなと思っています」と続けた。
紅白卒業。それは数年前から考えていた。「自分で考えてスタッフと話し合いを重ねて、自分が今年、70歳になって。そういう節目が今年かなと思ったんです」。
最後のステージは「僕らしく、楽しいステージにしたい。(縦横無尽に)走るんじゃないですか」と笑顔を見せた。そして「でもね、特別な紅白歌合戦のステージは最後だけど、“郷ひろみ”として終わるわけではない。これからも歌への情熱は決してあせない。僕の情熱は全く消えない。何ら変わりはない。これからもファンの皆さんと同じ景色を見ていきたい」と宣言した。
過去37回で最も印象に残っているのは23年にステージ。「紅白はどれも素晴らしい。でもパッと思い浮かんだのは」として、ステージでパリ五輪日本代表に内定しているShigekix(シゲキックス)らブレイクダンサーたちとダンスをあげた。「あれはすごく練習をした。できるかなーと思った」と打ち明けた。
この日の会見は赤と白のジャケット姿だった。「紅白なんですよ。これを見て『これだ』と思った。絶対に今日はコレを着ると決めていた」。
今年を漢字1文字で表現すると「動」だという。「今年が70歳の節目。来年がファンクラブができて55年。再来年がデビュー55年。だから、自分の中では今年からホップステップジャノプと位置付けている。まだまだ動くと言うことも込めて『ゴーにドー!』」と続けた。
今年の歌唱曲は「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」。73年に「男の子女の子」で初出場し、「2億4千万の瞳」は84年の初歌唱以来、サブタイトルを変えながら今年で10回目の歌唱。21、23、24年も同曲で、今や郷の“代名詞”とも言えるノリノリの1曲だ。