M-1優勝たくろうにあった解散危機「何でヘラヘラしてんねん」21年1回戦でネタ時間超過

たくろうの赤木裕(左)ときむらバンド

テレビ朝日系「M-1グランプリ2025 アナザーストーリー」(午後10時半)が28日、放送された。第21代王者に輝いた、たくろうの優勝舞台裏が明かされ、21年にあった解散危機について言及した。

たくろうはNSC(吉本総合芸能学院)大阪校の先輩後輩で16年にコンビへ。わずか結成5カ月で迎えた2016年の「M-1」で3回戦に進出し、好発進。結成2年で迎えた18年は準決勝進出。その準決勝には優勝した霜降り明星、ジャルジャル、かまいたち、和牛らそうそうたるメンバーがいた。

ボケの赤木裕は当時を振り返り「2018年ぐらいがむっちゃいいボケができた。でも、あれみたいなって思ってつくってると、ちょっとずつ無理が出てきてっていう感じがありましたよね」と語った。

その後の6年間は準決勝にすら進めず苦しんだ。21年は1回戦では規定時間をオーバーしながら突破するも3回戦止まり。相方のきむらバンドは優勝翌日のインタビューで「(赤木が)ヘラヘラしてて。何でヘラヘラしてんねんってちょっと思っちゃって。その1回戦の時は1回戦で落ちたかった。正直に言うと」と告白。赤木も「1回戦ネタ飛ばして、ヘラヘラしてた時とかは怒られて。『もう解散』とかも言われましたね。それは断った。不安すぎて。解散して0になったら。どうしようもないやん。私どうやって生きていきばいいの」と当時を振り返った。

不振の6年間の最高成績は19、20、22、24年の4度の準々決勝。それでも赤木は熱量を落とさずネタ作成を続行していた。今年「リングアナっていうむっちゃ可能性のあるネタが出てきて。息を吹き返した。これ、なんかいけそうちゃうかって」と手応えを口にするまでになっていた。結果、「リングアナ」で最終決戦進出。9票中8票を集め、優勝した。

◇たくろう 赤木裕(あかぎ・ゆう)は1991年(平3)10月24日、滋賀県大津市生まれ。NSC大阪校37期。趣味は野球、空手。きむらバンドは1990年(平2)1月28日、愛媛県松山市生まれ。NSC大阪校36期。趣味はボートレース、ドライブ、ギター、ベース。16年3月9日にコンビ結成。コンビ名はそれぞれが大ファンの木村拓哉(きむら)とイチロー(赤木)からとっている。吉本興業所属。24年第54回NHK上方漫才コンテスト準優勝。