政治ジャーナリスト田﨑史郎氏が14日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演した。
高市早苗首相が、23日召集の通常国会冒頭での衆院解散を検討していることをめぐり、「自民党は、公明党対策も参政党対策もまったくしないまま、解散に踏み切るんですよ」と述べ、高市自民の「準備不足」を指摘した。
石破政権下で行われた昨年7月の参院選では、参政党と国民民主党が躍進し、自民党への不満を持つ自民支持層が両党に流れたことも、自民敗北の要因の1つといわれている。また高市政権発足前に公明党が連立政権から離脱し、自民党はこれまで小選挙区で支援を受けてきた公明票を従来通りに頼れなくなる可能性があり、公明票の行方は選挙情勢に大きな影響を与えるとみられている。
しかし、田﨑氏は「自民党は高市政権になって3カ月間、公明党対策も参政党対策も、まったくしないまま、解散に踏み切るんですよ。これがやはり、選挙結果に響いてくるのではないかと思う」との認識を示した。
公明党をめぐっては、同じ中道路線にあるとして立憲民主党が連携に期待を示しており、公明党を念頭に、衆院選で選挙協力できる野党と新たに政治団体をつくり、比例代表の候補者を同じ名簿に登載する「統一名簿」方式で臨む構想も、立憲内で浮上している。
田﨑氏は「統一名簿はできないと思う」と否定的な認識を示しつつ、「最近、公明党を取材していると、本当に自民党から離れているなあと感じます」と明かした。
「昨日、公明党の方と話して、その前は自民党の方を話したが、従来の公明票がどれくらい(自民党に)いくかというと、両方とも『2、3割』と。それまでは5割くらいはいくだろうという話だったのが、(与党は)衆院の定数削減を立てた。今回の『不意打ち解散』の影響をもろに受けているのが、公明党と国民民主党で、『ふざけるな』ということになっている」と述べ、自民党がひそかに期待する公明党票は、期待通りに動かないのでは、との見立てを披露した。
参院選で保守票の受け皿になったとみられる参政党に関しても、田﨑氏は「対策として何をやるか、自民党内では検討がされていて、保守的な政策をどんどん実現しようと考えていたが、それには時間がかかる。少なくとも今年前半くらいかけて国家情報局の設置などを考えていたが、その時間もないままに、選挙を打つということ」と指摘。「これは考えものだろうなと思う。参政党対策を(自民党は)まったくしていない」と、訴えた。