俳優一ノ瀬竜(28)が24日、都内で公開中の主演映画「インコンプリート・チェアーズ」の公開記念舞台あいさつに出席した。共演の大島涼花(27)、藤井アキト(38)、宇賀那健一監督(41)と共に登壇した。
一ノ瀬が演じる九条新介は才気あふれる椅子職人。だが、連絡してきた人々を工房に招き入れて、容赦なく殺害。殺した人間から椅子の素材を集めていた。
一ノ瀬は「僕が演じる九条は椅子職人。人間をバラバラにして椅子を作ろうとする男です。撮影中は“1日2殺”でした。渋谷のスクランブル交差点を血まみれで歩いていると、みんな避けてくれた。捕まらなくてよかった」と振り返った。
宇賀那監督は「年明け早々に変な映画を見に来てくれてありがとうございます。謎の背徳感があります。とにかく人を殺して、それを素材に椅子を作る。85分中の70分くらいは殺しています。毎日、血まみれで大変でしたが、現場は楽しかった。6日間で撮って、ロケ地はうちの実家でした。やってよかった。両親とはその後、話さないようにしています」と笑った。
椅子バイヤーの加藤夏子を演じた大島は「好きなものに引かれていくのは共感できました。グロいんですが、結構現場は明るかったです」。
バーのマスター内田正樹を演じた藤井は「椅子業界に詳しいバーのマスターの設定でした。監督に『どんな感じでしょうか』って聞いたら『藤井君でやって』と言われました。カミカミでリテイクしているのに、かんでいるものを使われたりしていました」と振り返った。