批判受けるビリー・アイリッシュを兄フィニアスが擁護「非常に影響力のある年配の…」

グラミー賞に出席したビリー・アイリッシュ(ロイター)

1日に米ロサンゼルスで開催されたグラミー賞授賞式で、トランプ政権下で強硬な移民取り締まりを行っている米連邦関税執行局(ICE)を「奪われた土地に不法な人間は存在しない。くたばれ」と放送禁止用語を使って痛烈に批判したビリー・アイリッシュ(24)が、思わぬ余波に晒されている。

「ワイルドフラワー」が最優秀楽曲賞を受賞した際のスピーチで、兄でコラボレーターのフィニアスと共に登壇したアイリッシュは、戦い続け、抗議の声を上げ続けなければならないと訴えた。

しかし、この発言が一部の保守派の怒りを買い、300万ドルとされるアイリッシュのロサンゼルスにある豪邸は先祖代々先住民族のトングバ族の土地だったと指摘され、「返却するつもりはあるのか?」とネットを炎上させた。

ロサンゼルスを拠点とするある弁護士事務所は、SNSで部族は土地の所有権を求める訴訟を起こす権利があると主張し、「トングバ族を代表して、ビリー・アイリッシュをロサンゼルスの自宅から無償で立ち退きさせることを申し出る」と投稿した。

また、政治評論家のエリック・ドーハティ氏もX(旧ツイッター)で、「邸宅に不法移民を寛大に向け入れることができる」と投稿し、「行動するか、黙るかだ」とつづって批判した。

そんななか、兄フィニアスは、アイリッシュを批判する人たちに向けて「非常に影響力のある年配の白人男性たちが、憤慨している」とインスタグラムのストーリーに投稿して妹を擁護。「文字どおりあなたたちの名前がエプスタインファイルに載っている」とつづり、少女買春などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の事件への関与を引き合いに、痛烈に批判した。(千歳香奈子通信員)