寛一郎、河瀨直美監督から「三國さんが見たらどう思うかな」と聞かれ「そのむちゃ振り、難しい」

映画「たしかにあった幻」の初日舞台あいさつに登場した寛一郎(撮影・野上伸悟)

寛一郎(29)が6日、東京・テアトル新宿で行われた映画「たしかにあった幻」初日舞台あいさつに登壇。河瀨直美監督(56)から、祖父の三國連太郎さんが今作の芝居を見たら「どう思うかな?」と聞かれ「三國さんが見たら、どう思うんですかね? そのむちゃ振り、難しいですね」と照れた。

「たしかにあった幻」は大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーなどを務めた河瀨直美監督(56)にとって、22年の東京五輪公式記録映画「東京2020 SIDE:A、B」以来4年ぶりの新作で脚本も手がけた、小児臓器移植実施施設が舞台の物語。フランスからやってきたレシピエント移植コーディネーターのコリーが、脳死ドナーの家族や臓器提供を待つ少年少女とその家族と関わりながら、命の尊さと向き合う。同時に突然、失踪した恋人の迅の行方を追う姿を通して愛と喪失、希望を描く。コリーをルクセンブルクの俳優ビッキー・クリープス(42)迅を寛一郎が演じた。

寛一郎は、24年の撮影を振り返り「この仕事をし始めて、多分、今年で10年くらい。培ってきたものを捨てなきゃいけない時があった。裸のままでなければいけない…初心に返るのとは違うけれど、デビュー作のように挑ませて頂いた」と振り返った。

河瀨監督からは「浩市が見たら、どうかな?」と、父の佐藤浩市(65)が見たら? と続けて質問が飛んだ。寛一郎は「オヤジが見たら『大変だったな?』みたいな」と笑った。

河瀨監督は「知る人ぞしるサラブレッド的な寛一郎君。もちろん、佐藤さんとしぐさ、言葉を出される時の雰囲気みたいなのが似ていると思いましたけど、全く違うものも持っていて、この人にかけてみようと思った」と起用理由を語った。具体的には「日本人の俳優の中でも、英語を即興的にネーティブに近い形で出せる器用さ、フランス語も含めて、音楽的な言語のセンスみたいなのを出せる人」と語った。