何度も原稿を書く手が止まったガガ様来日公演「Dance or Die」の体現に身震い止まらず

レディー・ガガ(2011年6月)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

レディー・ガガ(39)が1月30日に東京ドームで開催した約3年半ぶりの来日公演「The MAYHEM Ball」を取材する機会に恵まれた。

来日公演は22年以来、約3年半ぶりで、ドームツアーは自身初。貴重な日本でのツアーで6公演も実施し、日本のファンを大いに喜ばせた。さらに、チケットは全公演で完売し、計26万6000人を動員。記者が取材した最終公演の直前にはグラミー賞授賞式での生パフォーマンスも決定し、これ以上にない最高のタイミングでライブを見ることができた。

ステージセットは決して派手で巨大なものではなく、意外にもシンプルでコンパクトなものだった。演出や特効の力を借りずとも、歌とダンスで盛り上げる。そんなメッセージが込められているような気がして、開演前から高揚させられた。

ライブでは「Poker Face」「Born This Way」「Bad Romance」など、決して洋楽に詳しくない記者でも知っているヒット曲を余すところなく歌唱。全4幕で構成され、それぞれで異なる雰囲気のパフォーマンスを見せたが、テーマでもある「Dance or Die(踊るか死ぬか)」を体現するように最後まで全身全霊で歌って踊る姿に、東京ドームはくぎ付けになっていた。

さらに、グラミー賞の年間最優秀アルバム賞にノミネートされていた「MAYHEM」の収録曲も多数パフォーマンスし、2日後に行われたグラミー賞の授賞式でもパフォーマンスした「Abracadabra」も披露。世界最高峰のサウンドとパフォーマンスで4万8000人のファンを興奮させた。記者は何度も原稿を書く手が止まり、曲が終わるごとに拍手をせずにはいられず、ライブが終わった直後はしばらく座ったまま余韻に浸ってしまった。身震いが止まらない、圧巻の2時間半だった。

東京ドームでは何度もライブ取材を行ってきたが、この日の歓声の大きさは群を抜いていた。ファンは絶え間なく放たれるガガの力強いエネルギーに圧倒されつつも、ガガのエネルギーを跳ね返すほどの大歓声で応え続けていた。最後のガガが発した「こんなにすばらしいライブを一緒に作ってくれて本当に感謝しています」という言葉が示すように、まさに会場全体が一体となったすばらしいショーだった。【野見山拓樹】