歌手で女優、作家の中江有里(52)が15日、東京・六本木クラップスで「Yuri Nakae Live 2026ー1日遅れのバレンタインライブー」を開催した。1991年のデビュー曲「花をください」や「風の姿」、「名前のない海」、「ともしびの種」など全16曲を歌い上げた。
ノースリーブの黒いロングドレスで登場した中江は「去年は1日もライブをできなかったので、ちょっとドキドキしています。歌を再開して5年。その前のブランクは20数年もあって(再開することを)考えてもいなかった。今という時をとにかく楽しんで精いっぱい生き抜くしかないと思う」と話した。
ゲストとして、MISIAの「Everything」などで知られる作曲家でピアニストの松本俊明が登場。中江とは昨年、ユニット「スピン」を結成。中江が初めて作詞を手がけてた「それぞれの地図」をリリースした。昨秋公開の中江の27年ぶりの主演映画「道草キッチン」の予告編でも使われた。
中江が「松本さんに作っていただいた曲に詞をつけたんですけど、難しかった」と振り返ると、松本は「なかなかできなかった。怠けているのかと思った」と笑った。そして中江が「レコーディング以来。人前で歌うのは初めて」という「それぞれの-」、20年10月に27年ぶりにリリースしたシングル「いつも」を松本のピアノ伴奏で披露した。
松本は「中江さんのイメージは清楚(せいそ)だった、今は違うけど。いやいや、今はまた違った魅力があります。男らしい(笑い)。よく『女優さんは男性』と言うけど、それを感じます」。中江は「松本さんはオブラートに包まず、直球で来るからデッドボールを受けた気分。曲は奇麗なのに、言葉に毒がある」。松本が「間がないんだよね、ホームランか三振」と言うと、中江は「サトテルのよう」と大ファンの阪神タイガースの昨季ホームラン王佐藤輝明(26)の名前を挙げて笑った。
1日遅れのバレンタインライブと言うことで、昭和のラブソングも披露。浜田省吾「片想い」、大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」を歌って拍手を浴びた。中江は「春ごろに文学と音楽を融合させたものを考えています。これからも頑張りますのでよろしくお願いします」と笑顔を見せた。
◆中江有里(なかえ・ゆり)1973年(昭48)12月26日、大阪府生まれ。89年JR東海のCMでデビュー。90年のTBS系「なかよし」で女優デビュー。91年にはシングル「花をください」で歌手デビュー。92年の日本テレビ系「綺麗になりたい」で、連続ドラマ初主演を果たす。95年のNHK連続テレビ小説「走らんか!」ではヒロイン。13年に法大通信教育部文学部日本学科を卒業。19年に歌手活動を再開して、20年10月に27年ぶりのシングル「いつも」をリリース。25年映画「道草キッチン」主演、野球観戦記&書評「日々、タイガース、時々、本。猛虎精読の記録」を出版。154センチ。血液型A。