4人組ロックバンドのヤングスキニーが17日、東京・日本武道館で、ワンマン公演「いつか僕は誰もが羨むバンドになってやる日本武道館」を開催した。SNS総再生回数20億回超えのヒット曲「本当はね、」やメジャーデビュー曲「らしく」などアンコールを含め全27曲を歌唱し、約8000人のファンの歓声と熱狂に包まれた。
メジャーデビュー直後の23年3月に東京・代々木公園の野外ステージで「いつか僕は誰もが羨むバンドになってやるフリーライブ」と題したライブを開催してから約3年。デビュー3年目にして、バンドの聖地・日本武道館のステージにたどり着いた。
全席が完売御礼。ボーカル&ギターのかやゆー(23)は「場所とか関係なしに8000人がヤングスキニーを見てくれたのがうれしいです!」とありのまま本音をさけび、ドラムのしおん(23)は「ソールドアウトして、この舞台に立てるのをうれしく思います!」とかみしめた。ベースのりょうと(24)は「お客さんとしても武道館に来たことがあるので、このステージに立てたことをうれしく思います」と感慨。ギターのゴンザレス(25)は「今日も良いギターを弾きにやってしました!後ろの方の人まで楽しませて帰りたいと思います!」。晴れ舞台に、それぞれの思いをぶつけた。
観客を喜ばせるサプライズ演出も敢行した。序盤の9曲を終えると会場が暗転。点灯すると4人がアリーナ席横の扉から登場し、観客とハイタッチしながら花道を闊歩(かっぽ)した。意表を突く演出に客席からは「すごっ」と大歓声が飛び、ファンに360度ぐるりと囲まれたセンターステージへ駆け上がったかやゆーは「ちゃんと距離が近くなってうれしい」とニヤリ。「バンドマンの元彼氏」などをアコースティックバージョンで届けた。終盤にはゲストで戦慄かなの(27)が登場。「ベランダ feat. 戦慄かなの」としてもリリースした「ベランダ」をともに歌唱し、ステージに華を添えた。
バンドの平均年齢は23歳。恋愛の本音や飾らない日常など、若者のリアルな思いを描く等身大の歌詞がZ世代を中心に支持を得ている。ライブのクライマックス、かやゆーはファンへ向け「これからも俺は自分のために歌を書いていくこと変わりはないんですが…」と吐露しつつ、重ねて「自分の歌から救いを見つけてくれたらうれしいです!」。フロントマンのピュアな思いを8000人のファンが受け取った。“誰もがうらやむバンド”にまた1歩、確かに近づいた。
○…6月3日から28日にかけ、福岡、東京など全国5都市でファンクラブ限定のツアーを開催する。