<第99回キネマ旬報ベスト・テン表彰式>◇19日◇東京・オーチャードホール
佐藤二朗(56)が「爆弾」(永井聡監督)などで初の助演男優賞を受賞した壇上で、唐突に「今日は、会場に無事に入れました」とボケたが、もう1つ、ウケなかった。
佐藤は、17日に東京・イイノホールで行われたブルーリボン賞授賞式で、助演男優賞受賞者として会場に入ろうとしたが、警備員に止められたと壇上で明かしていた。そのことを踏まえ「一昨日のブルーリボン賞で、私、入る時に警備員に止められ『受賞者ですよ』と言って、入れてもらったのがネットニュースになっていた。イマイチ浸透していなかった」と苦笑した。
受賞対象作の「爆弾」は「このミステリーがすごい! 2023年版」(宝島社)「ミステリが読みたい 2023年版」(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で1位を獲得した、呉勝浩氏のベストセラー小説の映画化作品。佐藤は、爆破予告とクイズを繰り出しながら、主演の山田裕貴(35)が演じたの警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事・類家ら刑事たちを翻弄(ほんろう)していく、謎の中年男スズキタゴサクを演じた。25年10月31日に封切られ、興行収入31億6000万円を突破した。
佐藤は「『見てる人は見てくれる』と言います。この世界に入ったきっかけは26年前…31歳の時、あるドラマの、たった1シーンの医者Aという役で、先代の代表と本木雅弘さんが『引っ張れ』と言って、今の事務所でやっています。この頼りない言葉を日本で1番、信じているのは僕じゃないか?」と自らの俳優としてのルーツを語った。そして「全ての見ている人たちに、ありったけの感謝をしたい」と感謝した。