市川染五郎、高麗屋3代ハムレットに「私の家に取って大切なもの」祖父松本白鸚の出演時指輪つけ

舞台「ハムレット」の製作発表に出席する、左から柚香光、當真あみ、市川染五郎、石黒賢

歌舞伎俳優市川染五郎(20)にとってストレートプレイ初出演で主演する、舞台「ハムレット」(5月9~30日は東京・日生劇場、6月5~14日は大阪・SkyシアターMBS、6月20、21日は愛知・名古屋文理大学文化フォーラム)の制作発表が24日、都内で行われた。

シェークスピア4大悲劇のひとつで、父王を殺した叔父クローディアス(石黒賢、60)が王位に就き、母ガートルード(柚香光、33)と再婚したことに苦悩。復讐(ふくしゅう)を誓うデンマークの王子ハムレットを染五郎が演じる。恋人オフィーリアを當真あみ(19)が演じる。演出はイギリス出身のデヴィッド・ルヴォー氏。

祖父の松本白鸚(83)、父の松本幸四郎(53)に次いで高麗屋3代でハムレットを演じ染五郎は「ハムレットという役は、私の家に取って大切なもので、それを演じるは光栄。楽しみにしています。祖父がハムレットを演じていたときにつけていた指輪を身につけて来ました。御守り代わりに、本番でもつけようと思っています。歌舞伎以外の仕事についてはあまりアドバイスはないのですが、いろいろ聞いてみたい。シェークスピアへの空気具合を感じられたらいいなと思います」。

舞台初出演の當真は「初めてで何も分からないことばかりですが、とても楽しみです。緊張もありますが、上白石萌音さんの舞台を見に行って『舞台をやるんです』と報告したら『楽しんでね』と言ってもらいました」と笑顔を見せた。

石黒は「人生は本当にわからないものだと思いますまさか、私がシェークスピアの作品に出演することになるなんて。シェークスピアは初めてで、共演の方も初めてばかり、外国の方の演出も初めてとなります。誤解を恐れずに言えば、敷居が高い、難しいと思っていた時期もあった.我々、俳優は言葉を生業としている。言葉の使い方が本当に素晴らしいと思いました」。

24年に宝塚を退団した元トップスターの柚香は「初めてのストレートプレイということで緊張しています。染五郎さんと親子の役を演じられるということで、2人にしかない親子関係を作って行けたら。いつかはストレートプレイというのを夢見ていたのですが、卒業して1年8カ月、こんなに早くできるなんて、なんて幸せなことなんだろう。全身全霊でぶつかります」と話した。