渡辺謙「『国宝』に出ておいて何なんだけど…」柄本佑の主演映画を絶賛「こんな映画は久々」

映画「木挽町のあだ討ち」初日舞台あいさつに登壇した渡辺謙(撮影・村上幸将)

渡辺謙(66)が27日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われた、柄本佑(39)の主演映画「木挽町のあだ討ち」(源孝志監督)初日舞台あいさつに登壇。実写邦画史上初の興収200億円を突破した出演作「国宝」(李相日監督)を引き合いに「最近の映画って、重厚感というか…。『国宝』に出ておいて何なんだけど、重たい映画が受け入れられ、評価される時代。こんなにスカッと劇場を出られるタイプの映画は久々だなと」とたたえた。

「木挽町のあだ討ち」は、直木賞と山本周五郎賞を歴代3人目となるダブル受賞した、永井紗耶子氏の同名小説の実写化作品。渡辺は劇中で、江戸・木挽町の森田座を取り仕切る戯作(げさく)者・篠田金治を演じた。なにわ男子・長尾謙杜(23)が演じた美濃遠山藩士の伊納菊之助が、父清左衛門を殺害して逃亡した、北村一輝(56)演じる作兵衛の首を討ちとったあだ討ちの真相を知る、物語のキーマン。あだ討ちにふに落ちない点があり、解明したいと聞き取りをする、柄本が演じる菊之助の縁者を名乗る加瀬総一郎と向き合うシーンは、作品の見どころだ。

渡辺は、公開初日を「僕達が大事に育ててきた子供の卒業式のような感じ」と評した。そして「これからどんな風に社会に飛び出していって、誰の心に刺さってくれるのか…その1人目になってくださってくれていることが、うれしい」と観客に感謝した。そして、舞台あいさつの最後に「何となく、スカッとした気持ちを、SNS、インスタグラムでも結構なので、周りの方々にお伝えしていただけたら幸せです」と呼びかけた。

この日は木戸芸者・一八役の瀬戸康史(37)、立師の相良与三郎役の滝藤賢一(49)、元女形の衣裳方・芳澤ほたる役の高橋和也(56)、小道具方の久蔵役の正名僕蔵(55)、久蔵の妻お与根役のイモトアヤコ(40)も登壇した。