新世代歌謡グループ「はやぶさ」デビュー15周年 認知度は鳥、惑星探査機、新幹線に近づいた?

デビュー15周年記念ライブを行ったはやぶさ(左からヤマト、ヒカル)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

新世代歌謡グループはやぶさ(ヒカル=38、ヤマト=32)が、デビュー15周年イヤーを迎えた。

はやぶさは「未来に向かって羽ばたく」という思いを込めて命名された。異名は「日本一礼儀正しいグループ」。デビュー当時は3人組だったが、18年に1人が引退。以後、2人で活動している。

2012年(平24)2月22日に「ヨコハマ横恋慕」でデビューした。まさに15年目に突入する2月22日に、都内で記念ライブを開催した。

ヒカルは取材に「いろんなことにチャレンジして来ました。つらい時でも、必ず2人でステージに出るので、同じ目的を持って乗り越えられました」。

ヤマトは「長かったようで、あっという間のような思いです。いろんなことがあったなと実感しています」と感無量で話した。

ヒカルが語ったように、確かにいろんなことにチャレンジしてきた。

デビュー直後(当時は3人)は、早朝ストリートライブで鍛えられた。スナックなどを回る「夜キャン」(夜のキャンペーン)は、演歌系歌手の定番だが、はやぶさは朝7時半から約2時間、ラジカセ1つで駅前などで歌った。

営業で地方に行った時も、早朝に起きて駅前などに立った。

出勤や登校で急ぐ人ばかり。ヤマトはかつて「初めは効果あるのかなって思いましたが、しばらくして『また来てたんだ』とお声を掛けていただき、差し入れをいただいたりするようになりました。人の温かさを見つけられる場なんだと実感しました」と話した。

さらに、ファン通信の企画で「はやぶさのやってみた」というコーナーがあった。早朝ストリートライブに匹敵する“鍛錬”の場だった。

はやぶさの語呂合わせの「8823」の数字にこだわり、さまざまなことに挑戦した。

▼小豆の箸集め 小豆8823粒を箸でつまみ、何分で全部ボールに移せるかを実践。所要時間は約6時間だった。

▼ジャンケン 3人で8823回ジャンケンをして、誰が1番勝つかに挑戦。移動中、食事中など6日間、累計335分間行い、ヒカルが2910勝で1位。あいこは4905回。

▼金魚釣り 88分23秒で釣り堀の金魚を何匹釣れるかを競う。意外に難航し、ヤマトが88分21秒で5匹目を釣り1位。

▼縄跳び 8823回を何分で飛べるかのタイムレースを実施。ヒカルが81分8秒で1位。

他にもさまざまな挑戦を行ってきた。

ヒカルはかつて「先輩歌手はもっと大変なことをされてきたというお話を聞いています。しかも、みなさんおひとりで乗り越えて来られた。自分たちはグループなので、全然大変ではないです」と話した。

最近は2人が出演するYouTubeチャンネル企画「スナックはやぶさ」が話題になっている。

ヒカルがスナックはやぶさのヒカルママを、ヤマトがママに人生相談などをする常連客を演じる。時には歌手仲間も来店する。

この企画をモチーフとしたのが昨年11月に発表した新曲「ときめきはチャチャチャ~スナックはやぶさへようこそ」。ママと常連客から、微妙な関係になっていく心情を、セリフ入りで歌うムード歌謡だ。

記念ライブでも、ヒカルママが美空ひばりさんをほうふつとさせる真っ赤なドレスで登場するなど、ファンを楽しませた。

ヒカルは「物事を決める時に対立せず、合致することがほとんどです。その15年の絆で、これからも頑張っていきたい」と話した。

かつて「はやぶさと言うと、鳥だったり惑星探査機だったり、新幹線が浮かぶと思うんですけど、いつか僕らと言っていただけるグループになりたい」と異口同音に話した。その願いに15年掛けて、また一歩近づいた。【笹森文彦】