三枝成彰氏「この活動をやってよかったなと思う」3.11チャリティ-コンサート開催

「全音楽界による音楽会3.11チャリティコンサート」記者会見に出席した三枝成彰氏(前)と、後列左から湯川れい子氏、ジョン・健・ヌッツォ、コシノジュンコ氏(撮影・川田和博)

第13回「全音楽界による音楽会3.11チャリティコンサート」が11日、東京・サントリーホールで開催された。

同コンサートは震災直後の11年4月、ジャンルを越えた有志によりスタート。震災から15年の節目を迎え今年、コロナにより開催できなかった年もあるが、13回目を迎えた。集まった寄付金は公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)を通じ支援にあてられている。

これまで251人をサポートしてきた代表理事で作曲家の三枝成彰氏(83)は会見に出席し、「卒業して医者やパイロットになった子もいる。そういう話を聞くと、この活動をやってよかったなと思う」と語った。「震災直後のテレビ放送ではしゃぐ子どもを見たが、その子が震災で親を亡くしていることを知り辛かった」とし、「そういう子たちをサポートできればと思った」と打ち明けた。

入場無料だが、1万円以上の寄付を呼びかけている。出演者のギャラやホール料などの全てが無料。むしろ出演者やスタッフも寄付を行った。昨年は2000万円以上を集めたという。三枝氏は「本当に皆さんのおかげで感謝しています」と謝意を示した。

会見に同席した湯川れい子氏(90)は「私自身、このコンサートに携わって音楽を聞かせてもらうだけで幸せな思いでいっぱいになる」とし、「15年は長かったような、でもあっという間のような気がします」と述べた。

コシノジュンコ氏(86)は「みんなで集まれば絶対に何かできると思って動いたのが、こうして続いているのは本当に素晴らしいこと」とし、「せっかくここで出会った人たちなので、この実績を残していきたい」と意気込みを示した。

テノール歌手のジョン・健・ヌッツォ(59)は「やっぱ人って強いなって思う」とし、東北を慰問した際「『海にいっぱい取られちゃったけど、今まで散々海からもらったしね』って言っていて、その発想がね」とエピソードを紹介。「行く度にこっちが勇気、元気をもらっています」と話した。