司会含め登壇者6人全員が涙 寺本莉緒、池田朱那W主演の映画「東京逃避行」舞台あいさつ

映画「東京逃避行」の初日舞台あいさつで涙をこらえて笑顔を見せる、左から高橋侃、池田朱那、寺本莉緒、綱啓永、秋葉恋監督

女優寺本莉緒(24)と池田朱那(24)がダブル主演する映画「東京逃避行」の初日舞台あいさつが20日、東京・テアトル新宿で行われた。出演者4人と秋葉恋監督(24)の5人が登場。過酷な1年前の現場を思い出して語るうちに全員が涙。司会の奥浜レイラ(41)ももらい泣きして涙。登壇者6人が全員泣く“カオスな舞台あいさつ”となった。

寺本が孤独を抱え東京・新宿の歌舞伎町にある“トー横”やって来る女子高生・飛鳥を、池田が自伝的ネット小説「東京逃避行」の著者・日和を演じる。若者を保護するエド役は綱啓永(27)、トー横の若者たちのリーダーであるメリオ役は高橋侃(31)。長編映画デビューとなる秋葉が、自身の経験を基に脚本も担当した。

寺本は「私は新宿の歌舞伎町という所に普段足を踏み入れてませんでした。飛鳥と同じように新宿に憧れて逃げ出す気持ちをつくるために、新宿に来ないようにしていました。自分の中ですごく成長できた作品。嫌なことも苦しかったこともあったので、こうやって走り切れて良かったなと思います」。

池田は「私自身が日和ととして100%生きないと映画がペラペラなものになるので、撮影前から幼い頃からの日和の日記を書いて、その人生を疑似体験をしました。日和は私とは生きてきた境遇は違うんですけど、ほとんど私と同じ人間。つらいこと苦しいことを人前で笑ってごまかして虚勢を張って生きる。それが日和も同じ。1年前の23歳の自分、頑張りました」。

綱は「この映画をやる前は自分の居場所ということを考えたことはなかった。この映画をやって、家族・友達、仕事の現場が居場所だと思った。映画と言うより、ほぼドキュメンタリー」。

高橋は「この作品で、気付かないうちに居場所を作ってもらえてたのかな。僕自身が居場所になれるようになりたいと思った。スクリーンの中が自分の居場所だと思うので、日々精進したい。これだけの熱量で作って来たんだなと、今日、みんなの顔を見て思いました」と話した。

秋葉監督は「『東京逃避行』という形になる前に5年間かかった。その間に救えなかったと方とかもいて、それをキャストの方に背負わせてしまった。18歳の僕に『映画監督になれて良かったな』って言える作品になってよかった。キャストである前に同い年の2人がいて、お兄さん2人がいて、このメンバー、スタッフの皆さん一緒に走ってくださってありがとうという気持ちです」と涙ぐんだ。