ヒップホップグループRIP SLYMEがメジャーデビュー25周年を迎えた22日、東京・TOYOTA ARENA TOKYOで、活動休止前ラストライブ「RIP SLYME 25th Anniversary GREATEST LIVE - Final Three Nights -」最終日公演を行った。「熱帯夜」「One」「楽園ベイベー」など00年代を彩った数々の名曲を熱唱し、3日間で約3万人のファンを沸かせた。
“最後”なのに湿っぽさはない。5人のシルエットがステージ上に現れると指笛と歓声が入り乱れた。RYO-Z(51)は「グレイテストライブへようこそ!」と呼びかけると、「悲しいとかしんみりとか我々に似合わないので、最後の最後までド派手なパーティーで!」と大号令をかけた。
5人の勇姿を見届けるべく、豪華なゲストも駆けつけた。終盤、ギタリストの布袋寅泰(64)がサプライズで登場すると、超大物の登場に会場は大歓声。布袋の楽曲「FUNKASTIC BATTLE」に乗せ、布袋のかき鳴らすギターに5人がラップを乗せる至高のパフォーマンスに、会場のボルテージは一段と上昇。今ライブをもって活動休止に入る5人を送り出すように、約2時間半、会場中が力強いハンズアップで応え続けた。
グループは、02年に日本のヒップホップ歌手として初のミリオンを獲得と日本武道館公演を開催。ヒップホップ文化を浸透させ、一世を風靡(ふうび)した。2018年に活動を休止し、昨年4月にオリジナルメンバーの5人で1年限定で再集。ILMARI(50)は「全部が本当に良かったです。関わってくださった皆さんのおかげ」と感謝。SU(52)は「25年間ありがとうございました」とシンプルな言葉に思いを詰め、RYO-Zも「RIP SLYMEになれて本当によかったです」とかみしめた。
ダブルアンコールは「マタ逢ウ日マデ」。目に涙を泣くとも、25年の軌跡を思い万感の表情。RYO-Zは「お互い元気だったらまたどこかで!」。物語の続きを予感させた。
同ライブのチケットは総応募数は11万件以上となり、当選倍率は約5・5倍とプレミアチケットとなった。この日のゲストは布袋のほか、シンガー・ソングライターのchay、ファンクバンド「在日ファンク」、ラッパーのVERBALも登場し、ステージに華を添えた。