人気女性占い師のルーシー・グリーン氏が1日、自身の公式サイトを更新し、今後の小学館での連載を控えることを明らかにした。小学館をめぐっては、コミックサイト「マンガワン」の編集部が、男性漫画家の性加害を把握していながら別のペンネームで新連載「常人仮面」の原作者に起用していた問題が発覚している。
同社発行の美容誌「美的」などで連載をしているグリーン氏は「連載につきまして、ご報告いたします」と文面をアップ。「この度の小学館についての報道を踏まえ、予定していました次回2026年下半期の原稿より掲載を控えさせていただくことといたしました」と報告した。続けて「今回被害に遭われ、今も裁判に臨んでおられる女性に敬意を表するとともに、これからの日々に温かく穏やかな時間が多く訪れますよう、心よりお祈りしております」とメッセージを寄せた。
さらに「また今後は、多くの女性をはじめ誰もが安心し心地よく暮らせる社会へ向け、私にできることを模索して参りたいと思います。私はこれまで占い師として、たくさんの方の柔らかな感受性に触れてきました。そうしたひとりひとりの尊厳が、より一層大切にされる社会となりますよう願っています」とコメントした。
この問題では、小学館が9日、「マンガワン」にて作品を掲載していた山本章一氏から性被害を受けたとして、同社から女性に謝罪したことを公表。「マンガワン編集部は、2022年から、山本氏を別のペンネームに変更して、新連載『常人仮面』の原作者として起用しておりました。山本氏より性的被害に遭われた女性は、事件後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、いまなお続く苦しみの中におられます。本来であれば、まず第一に被害に遭われた女性の心情を慮らなければならなかった事態にもかかわらず、全くなされておりませんでした。加害者である山本氏を別のペンネームで再び起用したことは、女性の人権を蔑ろにした行為であり、会社としての管理監督責任を痛切に感じております」などと経緯を説明していた。
問題発覚後、「マンガワン」では、高橋留美子氏や島本和彦さんの既刊作品、人気作「葬送のフリーレン」などの掲載が終了している。
グリーン氏は星占いとタロットを主な占術とし、VOGUEや三越伊勢丹のサイト、各メディアに掲載されている人気占い師として知られる。