声帯炎から復帰の下野紘「声出るのがうれしくて」ノリノリ即興歌唱はさすがのホスピタリティー

下野紘(2025年11月撮影)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

声優下野紘が3月28日、東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan2026」で、NHKアニメ「MAO」(4月4日スタート、土曜午後11時45分)の放送直前開幕式に登壇した。

「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」「境界のRINNE」などで知られる漫画家、高橋留美子氏の最新作のアニメ化。下野は火の術を操る陰陽師(おんみょうじ)で、主人公・摩緒のかつての兄弟子、百火(ひゃっか)の声を務める。

オープニングで摩緒役の梶裕貴が「こんにちは~!」と観客にマイクを向けると、隣で誰よりも大きい声で「こっんにっちは~!! 」と応答。梶の自己紹介中も「よっ!」「梶~!」と生き生きと合いの手を入れた。

下野は3月12日に、声帯炎と診断されてラジオ番組などの出演を見合わせることを発表していた。この日も「あんまり叫ぶのやめたほうがいいよ」と心配されたが「声が出ることがうれしくて。前のステージもちょっと頑張っちゃった」と照れ笑い。「すみません、気を付けます」と言いながら声を張り続けた。

放送が全26話であることから、時計を見ずに26秒で作品の魅力をアピールする企画にも挑戦した。梶が“選挙演説風”にしゃべるなど、それぞれに色があった中で、下野の独自性は群を抜いていた。「準備いいですか? 」と聞かれると、食い気味に「はい!」。そして突然、歌い出した。

身ぶり手ぶりつきで「『MAO』の魅力を語る上で大事なのは~豪華声優陣だよ~」「それだけじゃない、主題歌はなんと、あのKis-My-Ft2だ~」と歌い上げ、27秒をマーク。周りが入れたアウトロがなければほぼ26秒ジャストだった。「本当に声出るのがうれしくてね」とノリノリの即興歌唱に、共演者たちも思わず「勉強になります」。30分のステージで、できるだけ楽しんでもらいたいというホスピタリティーが伝わってきた。歌詞にちゃんと情報を入れてくるところもさすが。どうぞ引き続き、お大事にしてください。【鎌田良美】