大阪府知事、大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(56)が4日放送のテレビ大阪「大阪おっさんぽ」(土曜午後6時58分=関西ローカル)に出演。府知事時代の100億円近い額の訴訟を自ら対応したことを振り返った。
この日は、橋下氏やメッセンジャー黒田有(56)らが、大阪市住之江区の大阪南港付近を散策。大阪府咲洲庁舎の前を通りかかると、「僕の政治とか、維新の政治の原点がこのビルなんです」と切り出した。
このビルはもともと、大阪市港湾局が中心となり、「大阪ワールドトレードセンタービル(WTC)」として建設された。
「もともと大阪市のビルだったんですけど、第3セクターでうまくいかなかった。それを僕が大阪府知事の時に、買収して…僕のお金じゃないですけど、税金で。大阪府の庁舎にしたんです。その時に府議会で賛否がワーッと激しくなった時に、僕の方についてくれたのが松井一郎さんで、そこから維新誕生なんです。原点なんです」と回顧。
大阪府は80億円ほどでビルを買収したが、「もともとが1300億円のビル。でもその後、住民訴訟をやられまして。『そんなもん、大阪府の税金で買うな』と。100億円、訴えられまして…」と、購入費など総額96億3000万円の返還を求める訴訟が提起された。
「一生懸命、自分で裁判を対応して。ひどいのが、知事でやってるのに、個人が訴えられた時には、役所の方は『橋下さん個人が訴えられたので、橋下さんで対応お願いします』って…」と苦笑い。
自ら弁護士として裁判に臨み、「僕、本当にあの時は自分が弁護士でよかったと思う。どこかに頼んだら、100億円の事件なんで、むちゃくちゃお金がかかる。1億はくだらないでしょう、費用で。それを自分で…」と振り返った。
黒田が「弁護士料1億円もらったんですか?」と聞くと、橋下氏は「もらってない。タダでやって、ちゃんと裁判勝ちました!」と笑顔で話していた。