玉川徹氏「はっきり言って、その正義は迷惑」怒りの矛先を向けたのは モーニングショー

テレビ朝日

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は10日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。イラン攻撃をめぐり、米国とイランとの間で停戦合意がなされた後もレバノンを攻撃し、中東地域の混乱を収めようとしないイスラエルを、厳しくただした。「イスラエルにはイスラエルの正義があるのだろうと思いますが、その正義ははっきり言えば迷惑」と批判し、イスラエルの動きがイラン情勢に及ぼす影響について言及した。

米国とイランは、仲介に入ったパキスタンなどの働きかけで7日(現地時間)、形の上では2週間の停戦で合意。しかし、米国とともにイランに攻撃したイスラエルは8日、今度はレバノンに大規模攻撃を実施。「レバノンは停戦合意に含まれない」との主張に基づくもので、現地報道では1000人以上の死傷者が出たとされる。イランは、停戦合意に反した行為として猛反発し、米国側が完全な開放を求めたホルムズ海峡を「再封鎖」したと、現地では報じられている。イスラエル側は、親イランの武装組織ヒズボラが拠点とするレバノンは、今回の停戦合意の対象外として攻撃の正当性を主張しており、イスラエルの動きは、今後のイラン情勢で完全なリスク要因となっている。

番組では、現在のイラン情勢や停戦合意後のイスラエルの動きを詳報。玉川氏は「イスラエルにはイスラエルの正義があるのだろうと思いますが、日本をはじめとしたアジア諸国(にとって)、今回のイラン戦争の結果として、その正義は非常に迷惑ですね。はっきり言えば」と、批判した。さらに「イスラエルの働きかけもあってこの戦争が始まったとする報道もある。停戦合意を守りたくないという動機がイスラエル側にあって、今後も戦争を続けたいということなら、戦闘が続く限りはホルムズ海峡はタンカーは通れない」と述べ、「日本をはじめ、アジア諸国は石油の多くを(ホルムズ海峡からの輸送に)依存している。長引けば長引くほど、経済的な打撃は大きくなり、いずれ命に関わる状況になってしまう」と懸念を示した。

その上で「一刻も早く、そういうことはやめていただきたいと。私は思います」と訴えた。

米国は、イスラエル側に攻撃の「自制」を求めたとされるが、玉川氏は「イスラエルは、アメリカを巻き込まないと(目的は)達成されず、そのために、アメリカをてこにしてイランをつぶそうとしている。そこにまんまと乗せられるアメリカも問題」とした上で、「アジア諸国はとにかく(イスラエルに攻撃を)やめてくれという話をした方がいいのではないか」とも述べ、強い危機感を示した。