松重豊、日本の映像制作現場に危機感 待遇、経済面で「アジアの中でも置いていかれている」

日本外国特派員協会で「孤独のグルメSeason11」記者会見を行った松重豊

松重豊(63)が16日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で会見。日本の映像制作の現場について、待遇面や経済面で「アジアの中でも置いていかれている」と危機感を述べた。

主演するテレビ東京系主演ドラマ「孤独のグルメSeason11」(金曜深夜0時12分)が放送中。2012年の放送開始から14年の人気シリーズとなり、ゲストスピーカーに招かれた。

番組は韓国、台湾などアジア圏でも大人気。昨年公開された「劇映画 孤独のグルメ」では、韓国やフランス・パリで撮影を行っている。

海外ロケを通じ「アジアの国で撮影させていただくと、お金の価値も経済力も、日本はアジアの中でもちょっと置いていかれているぞ、という自覚を持たざるを得なくなった」。韓国ロケでは、共演したユ・ジェミョンから「日本のスタッフは宿もこんな狭いところで食事もこんな感じで朝から晩まで一生懸命働いて感動した」と言われたというエピソードを語った。

松重は「日本人は待遇よりも与えられた仕事を最高の状態で結果をみせる。30年変わらず前向きに一生懸命やっている」とする一方で「環境としてはいい状態になっていないので、変えていかなきゃいけないなという自覚はある。世界の中で、日本のエンタメが今後どういうことができるか」。

また「海外と一緒に仕事をすることで知ること、気付くこともいっぱいあると思うので、そういう機会を得ていきたい。まずは現場の待遇とか、ぜひアジアの中でも、周りと比べても遜色がないくらいまで引き上げていかなきゃいけない。僕たち先輩といわれている人たちが声を上げていかなきゃいけない問題」と話した。