「おもしろくてしゃあないのよ」トミーズ雅、恩人・上岡龍太郎さんとの思い出

トミーズ雅(2025年撮影)

漫才コンビ「トミーズ」雅(66)が18日放送のMBSテレビ「せやねん!」(土曜午前9時25分=関西ローカル)に出演。2023年に死去した上岡龍太郎さんとの思い出を語った。

雅は、数多くいる後輩の中でも、兄弟漫才コンビ「ミキ」を特に気に入っていることに言及。「何でやろと思ったらね、僕ね、ミキが好きなのかどうか。上岡龍太郎さんのおいっ子でしょ? たぶんね、上岡龍太郎さんの遺伝子が好きなんやわ。何でか理由が分からへんもん。こんだけミキが好きなんが。僕、本当に上岡龍太郎さんにお世話になって…」と話した。

トミーズは今から35年前、毎月のように新ネタを演じていたにもかかわらず、仕事が増えずに悩んでいたところ、上岡さんの声かけで、90年から94年まで日本テレビ系で放送された「EXテレビ」に出演することに。「僕らの漫才だけ、20分を2個(2本)しなさいって言われて。そんなんあります? 生放送ですよ」と回顧。

「(上岡さんが)『今、日本で一番面白い漫才、トミーズです。どうぞ!』って言って、僕ら、20分の漫才2個した。そこから現在に至るやねん」と語ると、相方のトミーズ健(66)も「あれで確実に東京の仕事が増えたな」とうなずいた。

雅は「その次の年にレギュラー13本になって、その次の年に、『いいとも(笑っていいとも!)』のレギュラーになって、そこから現在に至る、やねん。ほんまに上岡師匠のおかげ」と感謝した。

そんな上岡さんと雅は、一緒に食事に行くことも多かったそうで「めちゃくちゃおもろいで。何がおもろいって、あのセンス。なんばとか梅田とか繁華街に、占いのおっちゃんがよう座ってた。歩いていたら(上岡さんが)いきなり行って、『あなたは私の未来が分かるんですか?』(と聞くと、占師が)『はい』って。(上岡さんが)頭をパーンとどついて『なぜ、よけないんですか。私が殴るという未来を、なぜ分からないんですか』と。このセンス、どう?」。非科学的な事象を信じず、嫌悪した上岡さんを思い、述懐した。

さらに「(上岡さんが)1円を落とすやろ? 1円を落としたら、拾いはらへんねん。『師匠、1円落としましたよ』って言ったら、『雅くん、俺がしゃがんで1円玉を取って、また上に戻るのは、1円以上消費するねん』って言われて。おもしろくない? そういう、ものの考え方をずっとやってはるから、おもしろくてしゃあないのよ」と語った。

ただ、雅自身は「この前、僕、自転車に乗ってて、自動販売機で10円落ちてん。(硬貨が)自動販売機の下にいってん。どうする? 有名芸能人やで? 10円以上労力使うんやったら損やんか」とはいうものの、結局「取った」とのこと。

スタジオから「取ったんかい!」「全然、上岡イズムを受け継いでない」とツッコまれると、「(上岡さんには)なられへん」と笑っていた。