BTSが18日、東京ドームで「BTS WORLD TOUR ‘ARIRANG’IN JAPAN」2日目公演を開催した。
来日公演は2019年以来7年ぶりで、2日間で11万人のARMY(ファンの総称)が詰めかけた。3年9カ月ぶりのカムバック作品となった5作目アルバム「ARIRANG」収録曲を中心にパフォーマンス。約2時間半、熱狂の渦を巻き起こし、グループ史上最大規模となるワールドツアー(34都市85公演)をスタートさせた。
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「BTS 2.0」として日本に帰ってきた。アリーナの中央にそびえ立つ、韓国・景福宮の慶会楼(国賓を迎え宴を開いた場)をモチーフにした360度ステージに7人が登場すると、割れんばかりの大歓声がとどろいた。
Jung Kook(28)は「7年ぶりに東京ドームに帰ってきましたね。ARMY、本当に会いたかったですよ」と歓声をかみしめ、Jimin(30)も「久しぶりに新しいツアーをスタートするので、本当にワクワクしますよ。僕たち頑張りますよ」と笑みを浮かべた。
鳴りやまない大歓声に応えるように、激しく、美しくステージを舞った。この日はアルバム収録曲の「Hooligan」「SWIM」「2.0」など全22曲を披露。「IDOL」では、数十人のダンサーとともにアリーナの外周を回りながらファンと近い距離でパフォーマンスすれば、終盤にはリーダーRM(31)が「皆さんの隣の家の、猫のタマでも知っている曲です」と、世界的なヒット曲「Butter」「Dynamite」を続けて歌唱した。
7年前よりも力強さを増したRM、SUGA(33)j-hope(32)のラップ、Jin(33)Jimin、V(30)Jung Kookのより洗練された美しい歌声、7人の指先までそろったダンスで、外野席や2階席までびっしりと埋め尽くしたARMYを最後まで魅了し続けた。
人気絶頂だった22年、メンバーの兵役履行のため一度グループ活動がストップした。Jiminは「僕たちが軍隊に行っている間に、皆さんが僕たちを忘れてしまったのかも…と心配しました」と話した。それでも、7人の完全復活を待っていたファンの熱気に、7人は終始満面の笑み。リーダーのRMは「どこにいてもスマホを見る時代に、皆さんはスマホよりも自分たちの目で僕たちを見てくれました。今日は皆さんのおかげで映画の主人公になれました」と感謝した。
ツアーは9日に韓国で始まったばかりで、来年3月まで世界34都市で85公演の開催を予定している。最初に訪れた東京での公演を終え、Jinは「皆さんが楽しんでくださって、昨日の公演が終わった後にメンバーで一緒にご飯に行って、すごく幸せでうれしかったと話していました。今日も同じ話をすると思います。皆さんのおかげで自信を持ってツアーに臨むことができそうです」とにっこり。j-hopeは「ツアーのスタートを東京で迎えられてよかった。僕は約束します。必ずまた戻ってきます。その時は、今日以上の時間を過ごしましょう」と約束し、壮大なステージを締めくくった。【野見山拓樹】
◆BTS 2013年にデビューした韓国の7人組ボーイグループ。デビュー直後に韓国の各音楽賞の新人賞を総なめにし、14年に日本デビュー。18年のアルバム「LOVE YOURSELF」で、アジア出身アーティスト初となる「ビルボード200」1位を獲得。20年からは3年連続で米グラミー賞にノミネート。22年からメンバーが順次兵役を履行し、今年3月21日に韓国・ソウルの光化門広場で復帰公演を開催した。