橋下徹氏、高市首相の靖国参拝見送りに「一般兵士に手を合わせるべき」

橋下徹氏(2025年3月撮影)

大阪府知事、大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(56)が22日放送のフジ系「旬感LIVEとれたてっ!」(月~金曜午後1時50分)に出演。高市早苗首相が、東京・靖国神社の春の例大祭への参拝を見送り、自民党総裁として私費で玉串料を納めたことについて私見を述べた。

橋下氏は、「靖国参拝問題って、もう決着しなきゃいけない問題だと思いますよ。国家のリーダーが、国のために命を落とした兵士に手を合わせるなんていうのは、これこそ普通の国、どこでもやる事なんですよ。高市さんは、アメリカに行った時にアーリントン墓地で手を合わせているんです。ところが日本においては、総理という立場で靖国神社に手を合わせられない」と切り出した。

高市首相は参拝への意向を示していたが、明言を避けるように。橋下氏は「一番重要なのは、今の靖国神社の状態では行けないっていうことを、まず認めなきゃいけない。これ国会議員みんな認めないんです」とし、「僕の持論は、一般兵士には手を合わす。でも軍の指導部、戦争責任者には手を合わせないっていうことを、はっきり国が明言すべきですよ」と述べた。

また、「高市さんはずっと『行く』って言ってる。(日本維新の会代表の)吉村(洋文)さんも『行くべきだ』って言ってる。結局、現実的に出来ないことを『やる、やる』って言う政治家ほど信頼できない政治家はいませんよ。だって現実にできないのに、一部の支持層向けに『やる、やる』って、できないじゃないですか」とも。

「このまま放っておくんじゃなくて、行けることを模索しなきゃいけない。神道的には分祀(ぶんし)は出来ません。でも神道は宗教ですから、政治とは別ですから。政治家が『これは一般兵士と軍指導者、戦争責任者を分ける』と言う。そこで中国と韓国がまた文句を言うんじゃないかっていうんですけど、これは国際的に議論をやったらいいんですよ。一般兵士に手を合わせることまで否定する国際社会の声は、ないと思うし」と語る。

続けて「僕自身も、韓国の国会議員と議論しても、反日的な姿勢を示す国会議員も、一般兵士に手を合わせるのはいい、と。中国の関係者も…(1972年に)周恩来首相が、日本と日中平和共同声明を出す時にも、軍指導者と一般国民は分けて、我々は一般国民と平和を進めていくから賠償金は請求しないっていうことを、中国は言ってきてるわけなんです。だから、一般兵士に手を合わせることで批判する国なんてないです」と指摘。

「宗教的な分祀になると政教分離(の原則に反すること)になるから、政治的にそういうメッセージ、僕は政治的な分祀で十分だと思う。軍指導者、戦争責任者らには、我が国はそこは手を合わせません。これは我々の戦争責任ですっていうことをはっきり言って、でも一般兵士には政治的に、国家のリーダーとして手を合わせますっていうことを、言って文句が出るんだったら、そこから論戦すればいい」と主張。

周辺国への事前の説明は必要としたうえで、「8月15日にやったらいいじゃないですか。軍指導者には我々は国としては手を合わせません。一般兵士に手を合わせるんです。これに文句ありますかっていうことを8月15日にやったらいい」と話し、「日本の我々を守るために、命を落とした兵士に、国のリーダーが手を合わせない国なんて、情けなくてしょうがないですよ。それで威勢よく国旗損壊罪だとか、武器輸出だとか、そんなことばかり威勢のいいことを言っていて、一般兵士に国のリーダーが手を合わせ(るべき)、っていうんですよ」と訴えていた。