女優由美かおる(75)が23日、大阪市内で映画「小春日和~Indian Summer~」(5月29日公開、松本動監督)の記者会見に出席した。
同作は、血液のがんの一種、多発性骨髄腫と診断された精神科医で女優の楠部知子が、映画を作ることで同じ病気の患者やその家族、困難に向き合っている人々に生きる勇気を届けたいと企画、制作、プロデュース。人はつながり支え合える、少しの勇気を持つことで成長し何度でもやり直せるという「人生に前向きになれる」メッセージを込め、水村美咲演じる主人公がさまざまな人との出会いを通して、家族の絆を取り戻すヒューマンドラマ。
1978年(昭53)の「火の鳥」以来、48年ぶりの映画出演となる由美は、人生初の“おばあちゃん”役を務める。
松本監督から「おばあちゃんの役やけど、どうですか?」とオファーがあり、「えーって思いました。今まで、若い役しかやってこなかったので」とにっこり。入浴シーンがおなじみだったTBS系時代劇「水戸黄門」のかげろうお銀役など、年齢を感じさせない役がほとんどだっただけに「私も年を重ねてきて、やっといろんな高齢者の方たちの気持ちが分かるようになってきたなと思ってきたところにこの話をいただいて感激」と喜んだ。
また、「人にとって何が大切だろう、愛なんじゃないか。愛が大切と感じております」との思いを込めたという主題歌「とまり木」も担当する。15歳でデビューしたときは歌と踊りがメインだっただけに「歌って踊るのが好き。これから何をしたいかというときに、歌をもっと歌いたかったなと思った。『とまり木』は、あふれ出る魅力を出せなければ、もう歌を辞めようかなと思うくらいかけている」と思い入れは深い。「今、ジャズも昭和歌謡もやっている。紅白? ないといったらウソになる。やりたいことがいっぱい」と目を輝かせていた。