作家乙武洋匡氏(50)が24日、Xを更新。代表著作「五体不満足」をめぐって自身の思いをつづった。
乙武氏は1998年に自伝的エッセー「五体不満足」を出版し、社会的ベストセラーとなった。先天的に手足がない状態(四肢欠損)で生まれ、幼少期や家族との関係性について赤裸々につづったのが当時、話題を呼んだ。
「五体不満足」出版から28年。乙武氏は「『五体不満足』出版が、人生の晩年とまでは言わずとも、せめて壮年期あたりだったなら、もう少し生きやすい人生だったのかなと、ふと思うんですよね」とポツリ、書き出した。
「当時、22歳。『生涯をかけた集大成』なんて当然ながら思えるはずもなく、あれからずっと“やりがい”や“やるべきこと”を見つけて走り続けてきたつもりだけど、あんなインパクトに比べるとやっぱり自分自身、何をやっても満足できていない気がして」とつづった。
「まあ、逆に言えば、ちっとも満足できていないから常に全力で走り続けられているとも言えるのかもしれないけど、正直、しんどいなとは思うんですよね」と本音を明かし「年取ったな、俺も」と締めくくった。
このポストに対し「あの本が一年でも早く世に出たことで、その分だけ救われた人や勇気を貰えた人が沢山いると思いますよ」「むしろ乙武さんの生き方自体が『五体不満足』の続編そのものな訳で、走り抜いてもらいたいと当時の一読者としては勝手ながら思うけどなぁ」「あれだけの“起点”が若い時にあると、その後は常に比較の中で走り続ける感覚になりますよね とはいえ、なんと言うか、更新型の人生を送られているんだなぁ…と思いました」などと書き込まれていた。