<インタビュー>
お笑いトリオ、や団が「や団単独ライブツアー2026『巡業』」を、5月29日から7月10日まで全国5都市で6公演行う。ロングサイズ伊藤(45)がスケジュールの都合で取材に欠席の中、本間キッド(43)と中島享(43)に聞いてみた。【小谷野俊哉】
◇ ◇ ◇
昨年に続く、2回目の単独ライブツアー。今年は新潟と福岡で初めて行う。両親が新潟生まれの中島にとっては、凱旋(がいせん)公演でもある。「両親の実家があって、僕は里帰り出産で生まれただけなんですよ。でも、それもあって新潟の番組にはちょいちょい呼んでもらうので、やってみようと。宣伝もしてくれますしね」。
問題は福岡。本間は「新しい場所でやりながら、規模を大きくしていくのがテーマなんでね。日刊スポーツの読者の方、よろしくお願いします」と呼びかけた。
第1回の2008年(平20)から18年連続出場している、コント日本一を決める「キングオブコント」で4年連続決勝進出。昨年は過去最高の準優勝で涙をのんだ。本間は「結構、毎年、毎年、いろいろ仕事の環境も変わって、違った心境で臨めるので。今年こそはと思ってはいますけど、毎年新鮮な気持ちでやれてます」。
3人別々の仕事も増えてきた。本間はプロレス、格闘技通、中島は年間800杯食べるラーメン関係の仕事がある。この日、不在だった伊藤は“ポンコツぶり”で仕事が増えている。中島は「今はイジられるヤツっていうのが少ないですからね。プロのポンコツはお金になるんですよ」。本間は「持って生まれたものがあるんだと思います。いくら頑張ってもできないですからね」と説明した。
今年も5年連続決勝進出、念願の優勝を狙う。ライバルについて、本間は「ファイヤーサンダーさん、あとニッポンの社長が強敵ですね」。斉藤慎二が抜けて、おたけと太田博久の2人組になったジャングルポケットについて、中島は「やっぱり、あると思います」と断言する。
2人は小学6年生の時からの付き合いで、2005年(平17)4月にデビュー。本間はフジテレビ「ボキャブラ天国」に出ていたネプチューンに憧れた。中島はNHK「爆笑オンエアバトル」に出ていた「品川庄司」が好きだった。
中島は「僕は漫才とか、コントかっていうより、お笑いをやりたいという感覚がありました。本間が劇団とかをやりたかったみたいだったから、コントの方へ」。本間は「僕が大学生ぐらいの頃に、コントユニットのジョビジョバに勢いがあって、大好きだったんです」と振り返った。
賞レースで勝って、テレビに出て売れっ子になって、冠番組を持つ。以前は、これがお笑いタレントの王道だった。今はYouTube、TikTok、いろいろな道でブレークする方法がある。本間は「時代だなって思います。でも、目標はそのまま。テレビが好きですから。配信であろうと、なんであろうと、いろいろあっても全部“メディア”ですからね」。
本間は6月19日に著書「弾丸爛漫奇譚集」(主婦と生活社)を出版する。「自分たちのコントの笑いを小説にします。一応、児童書と言うことになっている、短編小説集です」。
コントで笑いを直に伝えることにこだわっている。本間は「今年はちょっと規模を広げまして、全国5カ所で6公演です。配信もやるんですけれど、やっぱりお笑いっていうのは生で見た方が面白いと思いますので、ぜひ見たことのない方も。新しく行く福岡とかの新潟の方も足を運んで、生の笑いを見てみてください。きっと、はまっちゃいます」。中島は「生のお笑いって、会場の雰囲気もあってすごく面白いんですけど、やっぱり配信は配信でいいところがあるんで、よろしくお願いします」と話している。
◆や団(やだん) 本間キッド(ほんま・きっど)1982年(昭57)12月23日、埼玉県生まれ。168センチ、60キロ。血液型AB。中嶋享(なかじま・とおる)1982年(昭57)6月23日、埼玉県生まれ。171センチ、60キロ。血液型A。ロングサイズ伊藤(ろんぐさいず・いとう)1981年(昭56)3月22日、神奈川県生まれ。183センチ、74キロ。血液型A。
【や団単独ライブツアー2026「巡業」】
5月29日 東京・セシオン杉並 午後7時開演
6月12日 愛知・今池ガスホール 午後7時開演
6月20日 福岡・スカラエスパシオ 午後3時開演
6月27日 大阪・心斎橋パルコ 午後3時開演
7月4日 新潟・新潟県民会館小ホール 午後3時開演
7月10日 東京・なかのZERO小ホール 午後7時開演