日本が世界に誇るヘビーメタルバンドLOUDNESSの45周年記念ツアー2025-2026 Chapter3「LOUD CRAZY LOUD」が5月3日、東京・Zepp Diver Cityで開幕する。
同ツアーChapter2では米ツアーも予定していたが、社会情勢によりキャンセルになった。ただ、4月には10年ぶりとなる米国でのライブとなるロックフェス「Monster of Rock Cruise2026」に出演。ボーカル二井原実(66)とベース山下昌良(64)がこのほど、日刊スポーツの取材に応じ、現地の熱とその熱を受けての国内ツアーへの思いを語った。
冒頭から「いや、すごかった!」と興奮気味に振り返った二井原。数々のステージをこなしてきた二井原をして「あんな光景は見たことがない」という。
過去10年間を振り返ると、国内はもちろんアジア、欧州では順調にライブを開催。だが、米国だけは、ビザ(査証)問題などでライブができていなかった。「もう忘れられているんじゃないかと思っていたけど、そうじゃなくて」とすると、「この10年間でフツフツとしていたマグマが爆発したような感じでしたね」。
食事をしていると、「至る所でラウドネスのすごさを熱く語っているんです」という。「“昔アリーナツアーをやっていた”とかね。やっていないんだけど」とすると、「そんな話をみんながしているわけですよ。僕の横で。隣のテーブルにいるのに、髪も短くなっているから気付かずにね」と笑った。なお、居たたまれなくなり食事も早々にテーブルを後にしたという。
同フェスではそのパフォーマンスでファンはもちろん、レジェンドミュージシャンたちや辛口な現地メディアも魅了した。「ライブ終わりにバックステージが大変なことになっていた」とすると、「NIGHT RANGERやQUEENSRYCHEなどいろんなバンドのメンバーが来て“お前たちのとてつもないエネルギーにいい刺激をもらった”って」などの称賛が続いたという。
パフォーマンスの良しあしを態度で示すのが米エンタメ界で、「ダメな時は誰もいない」という。それが、「『どこにおったん?』というくらいのカメラの数で、メディアもすごい反応だった」。
山下は「いかにも“待っていた”感があって、とにかくすごい盛り上がりだった」と振り返った。
そんなハードロック&メタルの本場をわかせた実力者たちの国内ツアーが3日、開幕する。二井原は「45年前の曲から最新作まで満遍なくやる」した上で「90年代の僕が歌っていない曲も歌います。みたいなことは言っておきましょう!」と語った。
セットリストは主に高崎晃(65)が決める。だが今回は「何回もいろんな意見が出て、タッカン(高崎)も相当も悩まれて、ようやく先週にね」。それでも、「メインのバージョン1とバージョン2で40曲くらいは用意しているので、ふたを開けてみないと分からない」と言及した。山下は「バラエティーに富んだ選曲、構成で挑みたいと思っていますので!」とアピールした。
二井原は「いつまでも、見れると思うなラウドネス」と言い、「僕ももう66歳。70歳でできる音楽ではない」と笑った。だが、ファンにとっては「いつまでも、見たいと思うラウドネス」でもある。「僕らは全力でやりますので、見に来る方はもうね、“これが最後かもしれない”と思って、見てもらいたいです」と、最後は冗談を交えた“二井原節”でアピールした。【川田和博】