<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
6人組アイドルグループ、ドラマチックレコードのアジアツアー初日公演を取材する機会に恵まれた。
テレビプロデューサーの佐久間宣行氏(50)のYouTubeチャンネル「NOBROCKTV」で注目を集めている“大喜利最強アイドル”新居歩美(22)が在籍するアイドルグループ。大喜利では淡々とした様子で天才的な回答を見せる新居が、アイドルとしてどのようなパフォーマンスをするのかが気になったのが、ドラマチックレコードのライブ取材に行きたいと思ったきっかけでもあった。
あまりにも無知なあまり得意の大喜利を取り入れた演出もあるのかと思ったが、完全にアイドルとしてのパフォーマンスに振り切ったすばらしいステージを目撃した。ライブでの新居は大喜利で見せる低いトーンで爆笑をさらう様子とは真反対で、会場の外まで響き渡るほど高い声で叫び、歌唱中は感情のこもった美しい歌声を発し、ステージを端から端まで走り回るパワフルなアイドルだった。“大喜利最強アイドル”の一面しか知らなかっただけに、そのギャップに記者も完全に魅了された。
新居だけでなく、グループ全体のパフォーマンスや歌唱力の高さにも驚かされた。ライブ中は6人全員が代わる代わるステージの端に置かれたお立ち台に上がり、後方のファンまで懸命にあおり、ステージや通路を駆け回った。息を切らしながら全力で熱を届けるパワフルな姿が記者の記憶に鮮明に残った。熱烈なファンも非常に多く、飛び跳ねたり声がかれてもなお大声で声援を送り続けていた。6人の懸命なパフォーマンスとファンの熱量が計り知れない一体感をつくり、すさまじいエネルギーが会場後方の記者席まで迫ってきていた。
楽曲もアップテンポな曲ばかりで、息つく暇もないほど激しいライブだったが、最初から最後まで一切疲れを見せることなくステージを降りた。ライブで真価を発揮するグループで、生でライブを見ることができて本当によかった。
ツアーは初の海外公演となる6月の台湾・台北公演など、8都市で開催予定。3月に事務所をツインプラネットに移して初のツアーで早くも海外進出するなど、期待の大きさもうかがえる。今後が楽しみなグループに出会えて、貴重な機会になった。【野見山拓樹】