BTSのコンサートを巡って心温まる美談が、メキシコシティーから世界に広まった。BTSは7日に、同市でワールドツアーのコンサートを開き、その前日(6日)には、同国のクラウディア・シェインバウム大統領から招待され、大統領官邸がある国立宮殿を訪れた。
同大統領が定例記者会見でその情報を明かすと、5時間後には宮殿前のソカロ広場に5万人のファンが集まった。現地のテレビ局など、多くのメキシコのメディアがその状況を生中継した。歓喜で大歓声が起き、うれしい涙を流すファンもいたが、幼い子供を抱いた母が悲しそうに泣きながらBTSを見上げている姿が映った。
泣いた理由が明かされた。7日と9~10日の3日間のコンサートチケットが入手できず、悲しくて泣いていたという。そのことを聞いたARMY(アーミー、公式ファン名)が動いた。ある女性ファンが、SNSでその親子を探すとの内容をアップすると、数時間後に特定された。女性ARMYは、知人のチケットを譲ってもらい、その親子に渡した。
結局、泣いていた親子は、7日の公演を直接楽しむことができた。韓国のテレビ局JTBCは9日、「ARMYの絆がつながった。女性が親子を探すということをSNSでアップすると、多くのARMYがその親子を探し出した。結局、その親子はBTSのコンサートに入場することができた」と報じた。