東宝は14日、黒澤明監督の1943年(昭18)の監督デビュー作「姿三四郎」の4Kデジタルリマスター版が、フランスで開催中の世界3大映画祭の1つ、第79回カンヌ映画祭の「カンヌ・クラシック」部門への出品が決まったと発表した。「カンヌ・クラシック」は04年に創設され、映画史における重要作品や修復作品を上映する部門で、15日(現地時間)に上映される。
今回の4Kデジタルリマスター版には、公開から長年にわたり欠落していた12分間のシーンを含む91分尺の最長版を採用。カンヌ映画祭では、デジタル修復技術を用いて高品質化を実現した最新4Kマスターとして、世界初公開される。
「姿三四郎」は、明治十五年を舞台に、修道館の柔道家・矢野正五郎に心酔した姿三四郎は門下生となり頭角を現すが、慢心による思い上がりから大乱闘を起こす。この事件で師から罰を受けた三四郎は謙虚な男に生まれ変わり、武道とは暴力でない事を悟る。そんな三四郎に修道館と対立する他流派の猛者達から、次々と挑戦状が舞い込む。