大ヒット映画「サタデー・ナイト・フィーバー」(1977年)や「グリース」(1978年)などに出演して70年代に一世を風靡した米俳優ジョン・トラボルタ(72)が15日、南フランスで開催中のカンヌ国際映画祭で生涯功労賞にあたる名誉パルムドールをサプライズ授与され、「オスカーを超えるものだ」と涙ながらに語った。
トラボルタは、監督デビュー作となる自身が1997年に発表した航空業界の黄金時代を舞台にした絵本「Propeller One-Way Night Coach」を映画化した同名タイトルの作品のプレミア上映会に出席。上映に先駆けて賞が贈られると「まったくのサプライズだ」とフランス語で叫び、会場が拍手に包まれるなか「信じられない。まったく予想していなかった」と驚きを隠さない様子だった。
「サタデー・ナイト・フィーバー」と「パルプ・フィクション」(1994年)で2度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされているトラボルタは、今回の受賞を「身に余る光栄」だと表現し、「オスカー以上のもの」だと喜びを語った。
29日にApple TVで世界配信される同作は、2009年に16歳で亡くなった息子のために幼少期に書いた絵本が原作で、飛行機好きな少年が母親と一緒にハリウッド行きの飛行機に乗って旅をする物語。トラボルタ自ら脚本と監督、製作に加えてナレーションも担当している。また、娘で女優のエラ・ブルー・トラボルタ(26)もフライトアテンダント役で出演しており、親子共演を果たしたことでも注目を集めている。
「エアバスA380」を操縦するなど大型旅客機の免許を持つパイロットとしても活躍するトラボルタは、プレミア上映会を前にエラと共に自らが操縦する自家用ジェット機でカンヌに向かう様子をインスタグラムに公開して話題を呼んでいた。(千歳香奈子通信員)