TBS山本恵里伽アナウンサー(32)が16日、キャスターを務める同局系「報道特集」(土曜午後5時半)に生出演。日中関係の緊張、中東情勢の悪化に苦しむ企業の声を代弁した。
番組では、トランプ大統領と習近平国家主席の米中首脳会談で、両者の「蜜月ぶり」が演出されたと指摘。一方、「両国トップが接近する一方で、日中関係は冷え込んだ状態が続いている」とした。
山本アナは山梨の観光地を取材。団体の中国人観光客がほとんどおらず、売店店主が「中国の方は1割も来ていないと思います」と語った様子や、中国団体客を中心に受け入れてきたホテルの担当者が「キャンセルの依頼書しかこない」と話し、数千万円単位のキャンセルが出ていると嘆く様子を伝えた。
一方で山本アナは、中東情勢の悪化による石油由来のナフサ供給不安の中、中国に活路を見いだす群馬県の塗料関連企業も取材。塗料用シンナーが不足する声が相次ぐ中、企業がパイプを持つ中国ルートで輸入を模索している様子を伝えた。一方番組では、「高市早苗首相の台湾有事発言への対抗措置」として、中国政府が今年1月、軍事転用可能性品目の日本への輸出規制を強化しており、シンナーの主成分も含まれていることから、企業が事務手続きに苦慮している状況も映した。
山本アナは「今回取材したホテルの方は、今の状況を『日中関係と中東情勢のダブルパンチだ』とおっしゃっていました。高市総理の発言以降、一時は相当な損失が出たそうなんですけど、今は他の国であったり、国内からの観光客の方が増えてきているそうなんですね。ただ、そんな矢先に、今度は中東情勢の影響が押し寄せていて、燃料価格も上がってしまっているわけですよね。ホテル側としては、日中関係も中東情勢も先が全く見通せないだけに、不安が拭えないんだ、と語ってくださいました」と代弁した。