石原良純「このテレビは絶対に見ていない。情報の分断」栃木強盗殺人で16歳4人逮捕めぐり私見

石原良純(2024年6月撮影)

俳優の石原良純(64)は18日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。栃木県上三川町で発生した強盗殺人事件で、実行役とみられるいずれも少年で同学年の高校生4人が逮捕されたことをめぐり、「強盗することに対する想像力、計画性があまりにも何もない中で、こういうことを行ってしまう」と厳しくただした。

テレビの情報番組では、いわゆる「闇バイト」に関与しないよう、さまざまな注意や啓発などを行っているが、良純は「そういう人って、このテレビは絶対に見ていない。これもある種の分断なんですよ。情報の分断」とも指摘した。

同事件では17日、指示役とみられる夫婦の男女2人が強盗殺人容疑で新たに逮捕され、逮捕者は計6人となった。栃木県警下野署捜査本部は、今回の犯行を匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)によるものとみて、さらに捜査を続けているが、16歳の少年4人が逮捕されたことは大きな衝撃をもたらしている。

良純は「あまりにも稚拙。殺人まで起こしてしまう。強盗殺人の量刑は、(成人の刑事裁判なら)死刑とかもある。自分の人生に与える影響や、周りの人に与える影響とか。実際に殺人行為に及ぶことになってしまったり、強盗することに対する想像力、計画性があまりにも何もない中で、こういうことを行ってしまう。犯人たちの人格といいますか、想像力のなさ(がある)」と厳しく指摘した。

その上で「恐らく、そういう人って、このテレビは絶対に見ていない。これもある種の分断なんですよ。情報の分断。分断は世代間であったり、収入の格差や居住であったりといろいろあるが、でも、この情報の分断の中でこういう人たちがいる。僕らが想像する16歳の高校生とは、たぶん違う人物像かもしれない。もちろん分からないけれど」と、私見をまじえて述べ、「自分が(事件を起こしたら)この先、どうなるのかという想像力のなさ。よしんば、そこで1人1億円の稼ぎがあったとしても、その後、どうやって暮らしていくのか」と述べ、「本当に、狭い感覚の中で生きているんじゃないかな」とも、口にした。

解説で出演した元埼玉県警捜査1課刑事の佐々木成三氏が、「実際に、4人の1人に『闇バイトは危険だ』という認識があったら止められた。問題なのは、4人が同じ価値観で同じように想像力が欠如しているコミュニテイだったということも、低年齢化の大きな要因になるのではないか」などと語ると、良純は再び持論を主張。「SNS社会は、結局、自分の興味のある、自分に都合のいいものだけを、同じタイミングで見る。ぼくら(の小さいころは)は、例えばテレビだって、それこそドリフターズですよ。でもドリフターズは土曜の夜8時に週に一回、それにみんな合わせて暮らしたりして、月曜に学校で話題になるという。今は違いますよね。24時間いつでも好きなだけ、自分の好みのものだけ見てしまうと、ものすごく社会が狭くなる。そうなると成功事例しかないですよね。失敗しているのを見るのはいやなんだから」「そうすると想像力、発想力、いろんなことが欠如してしまう恐ろしさ。これは、テレビがいい、悪いと言うわけではなくて、もっと情報は、僕らもSNSを見るようにしているし、新聞も読むようにして、いろんなものから情報を取るようにしている。そういうことを若い人たちにも、知ってもらいたいなあ」とつぶやくように語った。