コロンビア出身の人気歌手、脱税で無罪判決もスペインに111億円返還命令

W杯決勝のハーフタイムショーの発表会見に出席したシャキーラ(ロイター)

コロンビア出身の人気歌手シャキーラ(49)が18日、2011年の納税を巡って脱税の罪に問われていた裁判で、スペインの高等裁判所から無罪判決を言い渡された。

スペイン税務当局に対し、2021年に科した罰金5500万ユーロ(約101億7500万円)に利息を加え、計6000万ユーロ(約111億円)を返還するよう命じたと複数のメディアが報じた。

スペインの法律では年間183日以上滞在していれば居住者として所得税を納める法的要件を満たすことになるが、11年のシャキーラのスペイン滞在期間は163日だったことから裁判所は税務当局が税務上の居住者であることを証明できないと判断したという。

判決を受けてシャキーラは、「長年に渡る過酷な世間の注目、私の評判をおとしめようとする組織的なキャンペーン、そして最終的に私の健康と家族の幸福に影響を及ぼした眠れない夜を経て、裁判所がついに真実を明かしてくれた」と述べている。

シャキーラは当時、交際していたサッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナでプレーした元選手ジェラール・ピケ氏と同居しており、スペインに長期滞在していた。2人は2022年に破局している。

シャキーラは、7月19日に米ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで開催されるFIFAワールドカップ決勝戦のハーフタイムショーに出演することが先日発表されたばかり。現在は最新アルバムを引っ提げた大規模な世界ツアーを行っており、9月から10月にかけて首都マドリードで11公演を行うことになっている。(千歳香奈子通信員)