フランスで開催中のカンヌ映画祭でカンヌプレミア部門に出品された、本木雅弘(60)が主演、黒沢清監督(70)が時代劇に初挑戦した「黒牢城」(6月19日公開)が19日、公式上映された。
本木が演じる主人公・荒木村重に忠義を尽くす若手の家臣・乾助三郎を演じたSnow Man宮舘涼太(33)は、「すべてが初めての経験で、『カンヌに来ているな』という実感があります」と、初体験のカンヌ映画祭に喜びをかみしめた。
「黒牢城」は、暴虐な織田信長に反発し籠城(ろうじょう)作戦を決行した荒木村重が、織田軍に囲まれ孤立無援の中、血気盛んな家臣たちを押さえながら妻千代保を心の支えに人々を守ろうと苦心。その中、密室と化した城内で少年が殺されるなど怪事件が次々と発生し、誰もが容疑者は城内にいる家臣や身内の誰かではないか? と疑心暗鬼になる中、地下牢に幽閉した信長の使者の、危険な天才軍師・黒田官兵衛から助言を与えられた村重が、共に謎の解決に挑む戦国系心理ミステリー。荒木村重を本木、妻千代保を吉高由里子(37)、官兵衛を菅田将暉(33)が演じる。
出品されたカンヌプレミア部門は、21年に設立された世界史、民族、風土、生活習慣、信仰など現代社会を取り巻くテーマを描いた作品を選ぶ部門。約1000人の観客からスタンディングオベーションを受け「観客の皆さんの反応を通して、日本の映画の良さを改めて感じることができました。自分にとっても、メンバーに対しても今後語り継ぐことができる、非常に貴重な経験ができました」と、Snow Manにも還元したいと口にした。