演歌歌手松前ひろ子(76)が初期の大腸がんで手術をしていたことが21日、分かった。この日、東京・港区のライブレストラン青山で行った新曲「片恋文/ひろ子抄」の発売記念イベントで明かした。
松前によると、毎年行っている人間ドックの内視鏡検査を3月に行って判明した。「毎年、内視鏡検査をやっていて昨年は何も言われていなかったのですごくショックでした」と話す。
都内の病院に4月に入院して15日に腹腔(ふくくう)鏡手術で約12センチを切除。患部を調べたところステージ1の初期がんだった。
新曲発売は4月22日。この日に合わせて発売記念イベントを予定していたが、この日まで延期した。
「手術の後の治療などは一切していません。病気は手術をして終わりました。退院したのは4月22日。その日は退院と新曲発売の“二重の喜び”の日になりました」と振り返った。
「片恋文」は松前から夫の作曲家中村典正氏(19年に83歳で死去)へ宛てたラブレターのような“ぬくもり演歌”。そして「ひろ子抄」は松前の持つ強さや優しさ、信じる力の強さを表現した楽曲だ。2曲とも愛弟子・三山ひろし(45)が「中村心一」のペンネームで初めて松前のために作詞作曲し、初プロデュースを手がけた。
1969年(昭44)に「さいはての恋」でデビューして57年。「遅ればせながら新曲を頑張ります。この作品をしっかりと世に送り出すのが私の義務。大切に歌っていきます。ゆっくりですがしっかりと歩んでいきます」と勝負曲にかける思いを明かした。