乃木坂46梅澤美波(27)の卒業コンサートが21日、「14th YEAR BIRTHDAY LIVE」の3日目公演として東京ドームで行われた。グループに捧げた9年8カ月のアイドル人生。メンバーからもファンからも確たる信頼を得た3代目キャプテンが、有終の美を飾った。
「認められたい」という一心だった。梅澤ら3期生は、グループに久々に入った新メンバーだった。13年3月に2期生が加入して3年半後、16年9月に12人が合格。乃木坂46がいよいよ大ブレークしようかという時期だった。一方1、2期だけで、まだメンバーが35人も在籍していた。
徐々に1、2期生が卒業していく中、楽曲によっては先輩たちが務めたポジションに立つことも増えてきた。一部の卒業生のファンの中には、3期生が代わりにポジションに入ることに否定的な声もあった。少人数のユニット曲だと、より顕著になった。梅澤は「私たちも乃木坂46なんだと認められるために、必死でした」と当時を回想した。
梅澤にとっては特に、かつて白石麻衣が担ったレコード大賞受賞曲「シンクロニシティ」のセンターが重責だった。白石卒業後は多くのステージでセンターを任された。加入のきっかけになった憧れの先輩。比較されることもあった。それでも、場数を踏むごとに自分のものにしていった。
卒業コンサートの本編終盤、いつものように梅澤が中央に立ち「シンクロニシティ」を披露した。「待ってました」とばかりにドームを包んだ拍手と大歓声が、10年目の答えだ。【横山慧】