矢野聖人、解離性同一障害が題材の主演映画に「人を受け入れる気持ちを考えるきっかけになった」

映画「心のパズル」公開初日舞台あいさつに登壇した矢野聖人

俳優矢野聖人(34)が23日、都内で、主演映画「心のパズル」(門脇重治監督)の公開初日舞台あいさつに登壇した。

解離性同一障害を題材に、心の多面性に焦点を当てた作品。元俳優で今は探偵をしている主人公・湯浅公彦を演じた。湯浅は尊敬していた演出家が多重人格者だという証拠を見つけてくれという依頼を受ける。

劇中には解離性同一障害の演出家・柳本清(六角慎司)やトランスジェンダーの社長(小松利昌)ら、マイノリティーに属する人々が登場する。矢野は「複雑で濃いキャラクターがたくさんいるので、僕は全体を通してフラットに。感情的なシーンだけは爆発するように、メリハリをつけて演じることを心がけました」と話した。

柳本役の六角は、門脇監督が書いた役の生い立ちについての詳細なメモをもとに、わずか6時間の撮影でいくつもの人格を演じ上げたという。矢野は「人に対して受け入れてあげる、理解してあげる気持ちっていうのをもう1回、考えるきっかけになった」と言い、「当たり前だけどなかなかできないこと。そういうことを、この映画を通して感じていただけたら」と話した。