70歳郷ひろみ ツアー初日で大号泣 FC55周年「これからも僕と一緒に歩いてください」

華麗なダンスを披露する郷ひろみ(撮影・山本朝陽)=2026年5月23日

歌手郷ひろみ(70)が23日、埼玉・越谷のサンシティホールで、全国ツアー「Hiromi Go Concret Tour 2026~ALL MY LOVE~」初日公演を行った。

ピンク色のスーツと水色のベストがマッチする70歳。1曲目からいきなり、8月1日リリースの新曲「I'm Neo G」を披露。ミドルテンポのロック調の曲はスタンドマイクで歌唱。歌詞では「GO GO GO GO」を繰り返す。「もう、やっぱりファンも聞きたいと思います」と“ファンファースト”の歌詞を強調した。決めポーズは「G」を意識したポーズとなっている。

今年はファンクラブ発足55周年。そして来年はデビュー55周年。「周年が続きますが、初日はデビューしたてのような新鮮さを感じます」。

また、同公演は母・原武輝代さんが亡くなってから初のコンサート。生前、母の口癖だった「とにかく、あんたの存在はファンの人のおかげ」の言葉が「ずっと僕の中でも心に残っていて、郷ひろみでいる限りはその気持ちを持ち続けたい」という思いを具現化するものでもある。

「雨の日も風の日も、55年間ずっと支えてくれたファンみなさん、どうもありがとう!」と感謝を示すと、会場からは大声援と色とりどりのペンライトが振られた。「そんな感謝の気持ちをこめて、みんなと一緒に作り上げたい。大切にしている曲、コンサートで聴きたい曲、さまざまなリクエストに答えるべく作った55周年記念の大感謝祭でもあります!」と話し「最高の時間を過ごしましょう!」と呼びかけた。

セットリストも、ファン投票を元に決めた。その上で、ファンのペンライト投票で曲を決める「みんなで選ぶ2択!」コーナーも実施。徹底的に“ファンファースト”目指した。

アンコール後のMCでは改めてファンに感謝。涙を浮かべ、声を詰まらせながら「これからも郷ひろみでありつづけるために歌い続けていきたいと思います。まだまだ続くはるかなる道を、これからも僕と一緒に歩いてください」と静かに語りかけた。

ラストナンバーとして、同ツアーのタイトルにもなっているファンへの感謝曲「ALL MY LOVE」では声を震わた。歌い終わると、人目もはばからず涙を拭った。

「55周年イヤー・プロジェクト」として10月24、25日の2日間、日本武道館公演の開催を発表。「昨年のバースデーで味をしめた」とほほ笑み、「大勢の人が来てくれて、祝ってくれて。僕としては本当に幸せな時間を共有できたと思っているんです。だから、ツアー最後のファイナルで、ぜひとも皆さんに僕と同じ思いを味わっていただきたくて」と胸を張った。

この日は、約2時間で代表曲「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」など全21曲を披露。希代の大スターぶりを見せつけた郷ひろみがファンへの感謝を込め、31会場45公演を駆け抜ける。