米テレビ長寿トーク番組「ザ・レイト・ショー」33年の歴史に幕 司会はトランプ氏批判で有名

※写真はイメージ

米CBSテレビで33年間続いた深夜の長寿トーク番組「ザ・レイト・ショー」が21日、その歴史に幕を下ろした。番組は深夜トークショーとしてはトップの視聴率を誇っており、11年間に渡って司会を務めたスティーブン・コルベア(62)はトランプ米大統領に批判的な発言で知られている。

CBSは昨年7月に番組の打ち切りを発表した際には財政的な理由だと説明していたが、政治風刺で人気を博す番組の打ち切りは政治的圧力によるもので、当局による言論の自由への攻撃との見方が根強くささやかれている。

最終回には、同じく深夜トーク番組で司会を務める同業のジミー・キンメルやセス・マイヤー、ジミー・ファロンらがゲスト出演して番組の終了を惜しんだほか、英歌手ポール・マッカートニーもサプライズ出演してビートルズの名曲「ハロー・グッドバイ」を披露。コルベアがバックボーカルを務めて番組を締めくくった。

コルベアは番組が終了した翌日、さっそくミシガン州の公共放送局モンロー・コミュニティーで深夜番組の司会に復帰。「テレビに出られない23時間は耐え難い時間だった。だからこうして番組に出演できて本当に感謝している」とジョークを交えたトークを披露した。

一方でトランプ大統領は、番組終了直後に自身のSNSトゥルース・ソーシャルに「才能がない」と書き込みコルベアを攻撃。自ら番組のスタジオに乗り込んで背後からコルベアのスーツのジャケットを掴んでゴミ箱に投げ入れる22秒ほどのAI(人工知能)で生成した動画も投稿し、最後は体を揺らして喜びの舞いを披露して波紋を広げている。(千歳香奈子)