俳優の磯村勇斗(33)とAぇ!groupの末澤誠也(31)が23日、静岡市で開催中の「第1回しずおか映画祭」に登壇した。
磯村が「映画を身近に感じてほしい」という熱い願いから自ら企画・プロデュースを手がけた映画祭で、2人がダブル主演する映画「mentor」(吉田恵輔監督、10月16日公開)スペシャルトークステージを開催した。同作の撮影が多く行われた聖地・静岡での思い出、エピソードなどをたっぷり語った。
映画ファンから地元の人々まで多くの観客が会場に詰めかけた。会場が熱気に包まれる中、磯村が登壇。磯村は「自分の地元の沼津市でもたくさん撮影が行われました。皆さんも知っていると思うところがあると思います!」と地元の観客へ向けてアピールした。
その後、末澤がサプライズで登場し、会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。末澤は映画祭の代表として立った磯村を見て、「撮影でご一緒していた雰囲気とは違いますね。かっこいいな。髪形とか(笑)」とイジると、磯村は「もっとあるだろ!」とツッコみ、2人の仲の良さが伝わる距離感に会場からは笑い声が上がった。
「mentor」では、少年時代の無邪気な花火遊びがアパート全焼という悲劇を引き起こす。過去のトラウマにとらわれたまま大人になった幼馴染役を演じている磯村と末澤。本作が初共演だったが、絶妙な距離感が必要な難役に挑んだ。磯村と末澤が演じる龍之介と拓海に大きく影響を与える、重要な“メンター”埜本(のもと)役を綾野剛(44)が演じた。末澤は「綾野さんとご一緒させていただけるんだという気持ちが大きかったです。緊張していたら『緊張しなくていいからね!』と声をかけてくれました。撮影の合間は筋トレの仕方を教えてもらいました。綾野さんは監督がOKを出しても『別パターンもトライしたい』と、とてもストイックでした。すごく勉強させてもらいました」と現場で受けた刺激を明かした。
また、これまでに5作品で共演経験のある磯村は「僕は兄貴と呼んでいるのですが、久々の共演でメンターって!と思いました。綾野さんは普段から役者界のメンター的存在なので違和感がなかったです。うれしかったですね」と語った。
静岡での撮影についての思い出も明かした。磯村は「沼津、静岡で自分の知っている街で撮影をして、末澤さん、綾野さんと通学路を3人で歩いていて、ふと『そんなことある?』と思いました。自分の思い出の場所で撮れてよかった」と、思い出の地での撮影を感慨深そうに話した。末澤はクランクインの際、地元の人との会話が印象的だったという。「富士山がすごく近くて驚きました!ぼーっと見ていたら『そんな珍しいこと?』と言われましたが、僕は感動しました」と話すと、磯村は「静岡県に住んでいる人は富士山では驚かないですもんね!」と返し、会場の大半を占める地元の観客は大きくうなずいていた。