<ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2026 レッドカーペットセレモニー&オープニングセレモニー>◇25日◇︓MoN Takanawa: The Museum of Narratives
カンヌ映画祭コンペティション部門に出品された「箱の中の羊」(29日公開)の是枝裕和監督(63)がフランスから帰国し、第2回TAKANAWA GATEWAY CITYアワードを受賞した。「率直に、うれしい気持ちです」と笑みを浮かべた。
是枝監督は、自身の在り方について聞かれ「現場に立って監督をしているのが、1番の仕事ですけど」と口にした。その上で「30年、監督をやってきて、自分の現場から、どういうふうに人を育てていくか、外側の環境をどう充実させていくか含め、取り組んでいかないといけないな、と考えるようになって15年くらいたつ」と、後進の育成と日本映画界の環境整備に取り組んでいると語った。そして「後進の育成と言うと格好良すぎますが…今年、2本の映画が公開されますが、教え子がプロデューサー…手を引いてもらっている。立場が逆転していますが、とても励みになります」と、教え子が成長している現状を説明した。
次の世代の映画製作者へのメッセージを求められると「僕は、作りたいものを作るだけなんですけども、作りたいものを作りたいと言っているだけでは映画はできない」と強調。「監督を支え、叱咤(しった)してくれるようなスタッフ、作品を発表してくれる映画祭…いろいろな方たちが関わっている。監督が1番、意識しなければいけないのは、自分がどういう責任を負っているかをきちんと捉えて、新しい作品を撮り続けてもらえたらな、と思います」と呼びかけた。