元テレ朝の自民・川松真一朗氏「自主規制でつまらないコンテンツに」 テレビの現状に思い語る

マテリアルグループの青崎曹社長を招いたセミナーを行った衆議院議員の川松真一朗氏

元テレビ朝日アナウンサーで自民党の川松真一朗衆議院議員(45)が25日、都内のホテルで開いたイベントで、SNSの存在感が高まる中でのテレビ局の在り方について自身の考えを語った。災害報道などを念頭に「現場のリアルな模様などを広く伝えられるのはやっぱり報道として発信する力のある人たち。SNSの波はきていますが、テレビなどの情報発信の価値は残り続けると思っています」と熱弁し「そのためには信頼性の高い情報を発信することが重要」と語った。

一方でテレビの在り方について「今はBPOなどへの訴えに反応をしすぎだと思う。そうした声にひるんだ結果、自主規制をかけたつまらないコンテンツになってしまっている」とテレビ業界の現状を危惧。「このままいくと報道する人員も減り、災害時に誰も情報を出せなくなって、仮に津波がきても、住民が知らずに逃げる機会を失ってしまうことにつながるかもしれない」と警鐘を鳴らした。

会合は25日、ホテルニューオータニ東京で開いた。今年2月に初当選後、初の本格的な会合で、若手経営者らを招き、政治とビジネスの両側面から見た「日本の現在と未来」をテーマに語った。会合にはPR会社「マテリアルグループ」社長の青崎曹氏(37)生成AI研修などを手がける「DATAREIN」社長の吉川涼也氏(22)アプリ開発の「ラグザイア」社長の毛利良相氏、家庭用医療機器の「ココロカ」社長の渕脇正勝氏らが参加。歌手の那須琢乙さんと陽香留さんが君が代斉唱を務めた。

川松氏は昨年夏まで東京都議を3期12年務め、地元墨田区から国替えして自民党公認候補として東京23区(町田市)に出馬。麻生太郎氏や小池百合子東京都知事、テレ朝アナ時代の上司、松井康真・元アナウンサー、女子プロレスラーの小橋マリカらが応援に駆けつけ、高市早苗首相(総裁)人気にも乗じて不利とされた情勢を跳ね返して接戦を制した。

アナウンサーをはじめ、プロレスラーやイベントプロモーターとしての顔も持つなど多様な活動を積極的に行ってきたことでも知られ、昨年7月に亡くなった米国のプロレスラー、ハルク・ホーガンさんには得意技アックスボンバーの使用許可も受け、度々リングで披露して沸かせてきた。

選挙期間中は「知ってもらえれば勝てる」と町田市内をのぼりを持ってスタッフらとひたすら歩いて市民に声をかけ続けたほか、SNSでは期間中に動画を120本以上掲載。町田駅前で若者に人気のYouTuber、東海オンエアのしばゆーに遭遇した模様を映した映像はTikTokで40万回以上の再生数を記録した。