演歌歌手多岐川舞子(56)が26日、東京・新宿PIT INNで、「多岐川舞子アニバーサリーLIVE」を行った。
89年5月、シングル「男灘」でデビューした多岐川にとって、5月は思い入れの深い“デビュー月”。毎年5月のアニバーサリーライブが恒例となっている。「本日5月26日は私が上京した日でして、この新宿にはいろいろ教わって、そして楽しませてもらった場所なので、今日は新宿でライブできてうれしいです」とすると、「あの頃、恩師の市川昭介さんのご自宅に行くのにも、この新宿を通って伺っていました。先生がいなければ、今の自分はなかったと思います」と振り返った。
オープニング曲はピアノ弾き語りで、地元京都を題材にした「京都ふたたび」をしっとりと歌いあげた。デビュー曲「男灘」はもちろん新曲「お別れメランコリー」などに加え、代名詞でもあるサックス演奏も披露した。
同所はジャズライブハウスとして知られる。この日は「演ジャズコーナー」と題し、「津軽のふるさと」「雨の慕情」など演歌の名曲をジャズアレンジで歌唱。「今日はジャズで楽しんでいただきたいと思って、名曲をジャズアレンジしてもらって歌いました。普段の私とは違ったところを見てもらえたかなと思います」。演歌の枠にとらわれないジャンルレスな才能で、ファンをわかせた。
「昨日、亡くなったお父さんが夢に出てきまして、“今日は偉い人をたくさん連れて見にいくからな”とプレッシャーをかけてきてたんです。今も天国からこのステージを見守ってくれていると思います」とほほ笑むと、「歌手生活も38年目になりました。もっともっと新しい多岐川舞子をお見せできるよう、頑張っていきます」とファンに誓った。