ゴジラの山崎貴監督「AIに惑わされる人類って意味でも元に」阿部前監督の復帰署名賛同呼びかけ

山崎貴監督(2025年12月撮影)

第96回米アカデミー賞でアジア初の視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」などで知られる山崎貴映画監督が27日、Xを更新。長女への暴行容疑で現行犯逮捕(その後釈放、任意捜査に切り替え)され、巨人の監督を辞任した阿部慎之助前監督について、「この事件はAIに惑わされる人類って意味でも、人間の力で元に戻さないといけない奴」と指摘し、監督復帰を求める署名サイトへの賛同を呼びかけた。

26日の阿部監督の謝罪会見では、暴行の被害を訴えた長女の手紙が代理人弁護士によって読み上げられた。長女は、「殴る、蹴るの事実はなかった」とし、チャットGPTに相談したところ、児童相談所への相談を提案され、児相に相談。その後、児相が警視庁に通報した結果、警察官が自宅に駆けつけ、阿部監督を現行犯逮捕したとの説明がなされた。阿部監督は、長女と次女のけんかをやめさせようとして、長女から言い返されたために、「かっとなった」ために長女を押し倒す行為につながったとされる。

26日に公表された長女の手紙では、「ChatGPTに相談した結果、匿名で相談できる児童相談所があるということで、電話をさせていただきました。どのようにすればわからないと相談しましたが、どうすればいいかといった意向が聞かれることなく警察に通報されるという結果になってしまいました。警察が来て一番驚いているのは私自身です。父が目前で連行される姿をみて、私は泣き崩れてしまいました。みなさんをお騒がせしてしまい大事になったこと深く反省しております。大変申し訳ありません」と記されている。

山崎監督は「僕は野球はてんで判らないんだけど、この事件はAIに惑わされる人類って意味でも、人間の力で元に戻さないといけない奴だと思う」と、AIに相談し、長女の想像よりも事が大事になり、結果、父親の仕事が失われることになった状況について、AIと人との付き合い方の視点から考察。「何より、このままじゃ娘さんが深い傷を負うことになりそうだし」と長女にも寄り添った。

その上で、山崎監督ははこのオンライン署名に賛同をお願いします!「阿部慎之助の監督復帰を求めます」として、署名サイトに上がっているリンク(https://c.org/x5rbd8xg7p)を貼り付け、賛同を呼びかけている。

児相への相談、児相から警察への通報は、深刻な児童虐待を止めるためには極めて重要なシステム。しかし、今回の阿部監督のケースでは、長女は「父とのこのような大がかりなけんかは初めて」としており、警視庁も任意捜査に切り替えている。長女も、チャットGPTへの相談から、自身の予想を超える事態になったことを後悔している内容の思いを手紙で明かしている。